勤務していたUFJ銀行の貸金庫から10億円超を盗むという前代未聞の事件を起こした今村由香理容疑者が話題です。
この記事では今村由香理容疑者の生い立ちや実家の家族、高校や大学、UFJ銀行での経歴、若い頃が和久井映見似なのか、結婚や旦那と子供、年収や事件動機、現在についてまとめました。
この記事の目次
今村由香理は三菱UFJ銀行貸金庫10億円超窃盗事件の犯人
今村由香理容疑者(逮捕当時46歳)は自身が勤務していた三菱UFJ銀行支店の貸金庫から、顧客が預けていた現金や金塊、貴金属など総額で10億円超(報道では14億円〜17億円)を盗んだとして、2025年1月14日に窃盗などの容疑で警視庁に逮捕された女です。
事件当時、今村由香理容疑者はUFJ銀行の支店長代理を務めており、2020年4月から2024年10月までの約4年半にわたって、当時勤務していた江古田支店(2022年6月に練馬支店と統合)、練馬支店、玉川支店で、貸金庫の管理を任されていた自分の立場を利用して少なくとも70名以上の被害者から総額で10億円超相当の現金、金塊、その他金品を盗んだとされています。
今村由香理容疑者は顧客が貸金庫の鍵を無くした場合に備えてUFJ銀行側で保管していたスペアキーやマスターキーの管理などを1人で任され、自由に貸金庫内の物を持ち出せる状態でした。
今村由香理容疑者は、ある顧客の貸金庫から金品を盗んだ後、発覚を防ぐために別の顧客の貸金庫から金品を移動させて補填するなどの工作も行っており、押収されたスマートフォンからは元の状態を記録するために撮影した貸金庫の中の写真800枚ほども見つかり、どの貸金庫から何をいくら盗んだのかを記録したメモも見つかっているという事です。
今村由香理の生い立ち…実家は埼玉県で母子家庭で育ったとの情報も
UFJ銀行貸金庫10億円超窃盗事件の犯人とされる今村由香理容疑者の生い立ちについては、出身は埼玉県で、「週刊文春」(2025年1月23日号)に掲載の親族の証言によると、事情は不明ながら母子家庭で育ったようです。
今村由香理の実家の家族は母親の他に認知症の父親も
今村由香理容疑者は母子家庭で育った生い立ちを持つという事ですが、今村由香理容疑者の行きつけだった飲食店関係者の証言によれば今村由香理容疑者は実家の父親が認知症になりかけているので面倒を見に行かなくてはならないと話していたという事です。
埼玉県が出身で、『実家の父親が認知症になりかけていて面倒を見にいかなきゃいけなくて大変』とも言っていました。
引用:〈三菱UFJ銀行14億円事件〉“ゆかちー”と呼ばれハイボールやテキーラを片手に「長年真面目に仕事してきたんだ…」酒豪でアネゴ肌、趣味は温泉巡り「夫が浮気したら許さない」
これが事実であれば、今村由香理容疑者が母子家庭で育った生い立ちを持つ理由は、父親との死ではなく両親の離婚だった可能性が高そうです。
今村由香理の家族① 結婚しており旦那がいるが子供はいない
三菱UFJ銀行貸金庫17億円窃盗事件の犯人とされる今村由香理容疑者ですが、結婚しており、練馬区の一角にある木造2階建ての住宅で旦那とその父親である義父と3人家族で暮らしていたという事が明らかになっています。
今村由香理容疑者の正確な結婚時期は不明(一部では2014年に結婚との情報もはっきりしない)ですが今村家の親戚によれば、15年くらい前に結婚しており都内のレストランのようなところで結婚式を挙げたようです。この親戚によると今村由香理容疑者と旦那との間に子供はいないという事でした。UFJ銀行関係者も今村由香理容疑者は結婚はしていて子供はいないと証言しています。
また、今村由香理容疑者の自宅の近隣住民によると、今村由香理容疑者の旦那は銀行ではない一般の会社に勤めており、きっちりした印象の人物だという事です。週刊新潮などによれば、旦那の勤務先は東証スタンダード上場のメーカー企業だという事です。
その他、別の親類によると今村由香理容疑者と旦那さんは共にテニスが趣味で長い交際期間を経て今回の事件から見て10数年前に結婚した、夫婦仲は良いと認識していたという事です。
一方、今村由香理容疑者の行きつけの飲食店の関係者によれば、今村由香理容疑者は旦那について「出張が多い」などと愚痴っていたそうで1度浮気された事を明かして「次に浮気したら絶対に許さない」などと話していたという事です。
他にも今村由香理容疑者の飲み仲間だという方が、旦那さんとの関係は実は冷え切っており「旦那は私にもう興味ないから」と言っていたと証言しており、酒に酔って「私だって恋がしたい!」などと叫ぶ事もあったという事でした。
今村由香理の家族② 義父と義母、義叔母も元銀行員
今村由香理容疑者の旦那の父親である義父も元銀行員で第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)で勤務した後、都内の不動産管理会社に転職してリタイア、今村由香理が逮捕された時点で80歳前後で、近隣住民の間では資産家、地元の名士として認識され町内会長を務めた事もあったようです。
また、既に死亡している今村由香理容疑者の義母(旦那の母)についても第一勧業銀行の行員で、その義母の妹(今村由香理容疑者の義叔母)も東京三菱銀行(現在のUFJ銀行) に勤務していたとの親類の証言も出ています。
今村由香理の出身高校
今村由香理容疑者の出身高校については、2025年1月の時点では情報が何も出ておらず不明です。
今村由香理容疑者は埼玉県の出身という事なので同県内の高校を卒業している可能性が最も高いと見られていますが、現在の時点ではヒントとなる情報が他に何もなく今村由香理容疑者の出身高校の特定は困難です。
今村由香理の出身大学…豊島区にあった川村短期大学を1999年に卒業
今村由香理容疑者の出身大学ですが、「週刊文春」(2025年1月23日号)が、豊島区にあった「川村短期大学」を1999年に卒業している事を明らかにしています。
今村由香理容疑者が卒業したとされる「川村短期大学」ですが、2005年に廃止(運営する学校法人川村学園によると、川村学園女子大学の一部として発展的に解消との事)されており現在は存在していません。
今村由香理の経歴…短期大学卒で一般職として入行しキャリアアップに成功
今村由香理容疑者の経歴ですが、1999年に川村短期大学を卒業後、ストレートで東京三菱銀行(現在の三菱UFJ銀行)の試験に合格して一般職として入行。
20年以上にわたって窓口業務を務めた後、勤務実績なども評価され昇格試験に合格して総合職に転向しています。
その後、2020年4月に江古田支店の営業課長に任命され2022年6月まで務めています。
2022年6月6日付で江古田支店が練馬支店と統合されたのに伴って、練馬支店営業課長兼営業課支店長代理に就任し、2024年9月まで務めています。
2024年10月からは玉川支店営業課支店長代理に就任しましたが、今回の貸金庫窃盗事件が発覚した事で2024年11月14日付でUFJ銀行を懲戒解雇されています。
今村由香理の若い頃は和久井映見似だったのか
出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
UFJ銀行貸金庫10億円超窃盗事件は、犯人の今村由香理容疑者が逮捕されるまでは犯人の名前は伏せられていたのですが、週刊文春は犯人について「女優の和久井映見さんを、ぽっちゃりさせたような感じ」、「和久井映見似の40代後半女性」、「どことなく女優の和久井映見を彷彿とさせる」などと、やたらと美人女優の和久井映見さんに似ていると強調して報じていました。
実際に今村由香理容疑者が逮捕されて顔も公開されると、ネットでは「どこが和久井映見やねん」、「和久井映見には似ていないと思う」、「和久井映見さんに失礼」といった声が多数上がり物議を醸しました。
#和久井映見さん に怒られるだろう。
— HIMUKA人 (@ecy32155323) January 15, 2025
似てるか❔
←和久井映見 今村由香理容疑者→ pic.twitter.com/JOlgPa22mX
今村由香理容疑者
— 二輪三脚 (@bike_nori_z) January 14, 2025
和久井映見よりジャバザハット pic.twitter.com/qRXWPNbmje
公開された今村由香理容疑者の一部の画像は、一瞬だけチラ見すれば和久井映見さんに見えない事もなく、もしかすると今村由香理容疑者の若い頃はもっと痩せていて本当に和久井映見さんに似ていたのかも知れません。
今村由香理は若い頃多分美人。みんなああなる。
— メソ山GT (@msmssp10) January 17, 2025
今村由香理容疑者の若い頃が和久井映見さんに似ていたのか気になるところですが、残念ながら現在の時点では今村由香理容疑者の若い頃の画像などは流出しておらず、週刊誌系のメディアも未だ見つけられていないようです。
今村由香理の年収
今村由香理容疑者の年収ですが、UFJ銀行の総合職で支店長代理であった事から、その給与だけでも年収は1000万円以上あったと見られています。
三菱UFJ銀行の総合職の平均年収は約800万円ほどで、支店長代理の役職がつくと1000万円を超える事がわかっています。
また、今村由香理容疑者の旦那さんの実家は資産家であり、今村由香理容疑者が旦那さんと義父と住んでいた自宅に隣接する月極駐車場を所有しています。
この月極駐車場は利用する近隣住民の証言から月に1台1万4000円で貸し出されており、それが大体25台〜26台分あるため、全て埋まっていればそれだけでも月に30万円台後半の収入があり、経費や税金などを考慮しなければ年収にして400万円以上の収入となっていたと見られています。
この駐車場と自宅の敷地は併せて266坪に及び土地の資産価値は時価で3億5000万円ほどと見られており、他にも旦那の名義で他の親類と共有する約1億円の土地がある事がわかっており、旦那は少なくとも4億5000万円以上の資産を持つ資産家だった事がわかっています。
この旦那さんも一流メーカーに勤務の会社員と報じられており、今村由香理容疑者の家族全体での年収額は少なく見積もっても2500万円以上あったのではないかとも推測されています。
これだけの年収があると見られている今村由香理容疑者が、なぜ勤務先の権限を悪用して貸金庫から10億円超もの金品を盗んだのか、その動機にも注目が集まっています。
今村由香理がUFJ銀行貸金庫10億円超窃盗事件を起こした動機
今村由香理容疑者が自身が勤務していたUFJ銀行の支店貸金庫から顧客の預けていた10億円超の金品を盗むという前代未聞の事件を起こした動機にも注目が集まっています。
今村由香理容疑者の動機は、2025年1月26日の時点でははっきりとは解明されていません。
ただ、今村由香理容疑者は盗んだ金について「FXなどの投資に使った」、「競馬に使った」などと供述している事がわかっています。
要するに今村由香理容疑者は貸金庫から盗んだ金をFXや競馬などで増やして盗んだ分を戻して残りを懐に入れるという完全犯罪を目論んでいた。しかし損失を出した事で、それを埋めるためにFXや競馬の種銭としてさらに貸金庫の金を盗んだ、ところがまたしても損失を出しそれを取り返すための種銭を得るために貸金庫から金を盗み…という泥沼状態に陥っていた可能性が高いように思われます。
今村由香理容疑者は最初は貸金庫の金を盗んでFXや競馬で増やせば完全犯罪になるんじゃね?という浅はかな動機で犯行に手を染め、損失を出して窮地に陥ったと考えられます。
そして、今度は自分の犯行をどうにかして隠蔽したいというのが主な動機となり、貸金庫から金品を盗んで今度こそはそれで利益を出して貸金庫の状態を元に戻そうという考えに至ったのだと思われます。そのような追い詰められた心理状態で勝てるほどFXも競馬も甘くはないため、今村由香理容疑者はどんどんと損失を膨らませて行ったのでしょう。今村由香理容疑者が盗んだ金はほぼ全額がFXや競馬で溶かされたと思われます。
なお、今村由香理容疑者は過去に消費者金融からの借金で首が回らなくなり、2014年に借金の総額を大幅に減らせる「小規模個人再生」の制度を利用していた事がわかっています。この事と今回のUFJ貸金庫窃盗事件の動機とは直接的には関係していないようですが、元々今村由香理容疑者は経済感覚にルーズな性格であったか、もしくはギャンブル依存や買い物依存のような状態にあり、それが今回の事件の動機に関連している可能性も考えられます。
今村由香理の現在
今村由香理容疑者の現在の状況ですが、2025年1月14日に窃盗の容疑で逮捕されて以降は、1月26日現在の時点では公式な発表は出ていません。
今村由香理容疑者の逮捕容疑は2024年9月頃に、当時勤務していた練馬支店の貸金庫から男性顧客2人が預けていた約20kgの金塊(時価にして約2億6000万円相当)を盗んだというものです。
報道では、今村由香理容疑者は総額で10億円超の金品を盗んだと見られると報じられていますが、その大部分を盗んだ容疑ではまだ逮捕されておらず、起訴されたとの発表もなく現在も取り調べが続いていると見られています。
専門家の見解では、今村由香理容疑者が盗んだうち現金については多くの部分が立証する事が難しく、実際に起訴まで持っていけるのは総額の半分にも満たないのではないかと見られています。
まとめ
今回は、自分が勤務していた支店の貸金庫から顧客の預けていた金品総額10億円超を盗んだとして窃盗の容疑で逮捕された元三菱UFJ銀行の支店長代理・今村由香理容疑者についてまとめていました。
今村由香理容疑者の生い立ちについては埼玉県の出身で母子家庭で育った事が明らかにされており、実家の家族は母親の他に認知症になりかけているという父親の存在が明らかになっています。
今村由香理容疑者は結婚していて旦那がおり、現在は練馬区内の木造2階建ての戸建て住宅で旦那と義父と3人家族で暮らしているという事です。旦那との間に子供はいないようです。
今村由香理容疑者の学歴については出身高校はわかっていませんが、豊島区にあった「川村短期大学」を1999年に卒業している事がわかっています。
川村短期大学卒業後の今村由香理容疑者の経歴ですが一般職として東京三菱銀行に入行し、20年間窓口業務を担当した後、総合職への昇格試験に合格し、2020年4月に江古田支店の営業課長、2022年6月から練馬支店営業課長兼営業課支店長代理、2024年10月から玉川支店営業課支店長代理を務めていました。しかし、今回の巨額窃盗事件が発覚し2024年11月14日にUFJ銀行を懲戒解雇されています。
「週刊文春」が、今村由香理容疑者が女優の和久井映見さんに似ていると報じていたため、若い頃は和久井映見に似ていたのでは?と若い頃の今村由香理容疑者に関心が集まっているようですが、今村由香理容疑者の若い頃の写真は現在は見つかっていません。
今村由香理容疑者の年収は推定で1000万円超で、資産家である家族全体では年収は2500万円くらいあるのではと見られており、なぜUFJ銀行貸金庫からの巨額窃盗事件を起こしたのかその動機にも注目が集まっています。今村由香理容疑者は盗んだ金をFXや競馬で使ったなどと供述しており、損失した金を取り戻すために貸金庫から客の金を盗む事を繰り返していたのではないかと見られています。
今村由香理容疑者の現在ですが、2024年1月14日に逮捕されたと報じられた後は続報がなく、1月26日現在の時点では起訴もされていません。現在も取り調べが続いていると見られ今後、犯行のうちどれだけの部分で起訴されて罪に問われる事になるのかにも関心が集まっています。