「大奥」シリーズや「うる星やつら」のサクラ役などで知られる女優の鷲尾真知子さんが話題です。
この記事では鷲尾真知子さんの若い頃の経歴や東大との関係、
さんが子供との噂や結婚や旦那、子供などの家族情報、現在の活動などについてまとめました。
この記事の目次
鷲尾真知子のプロフィール
鷲尾真知子のプロフィール
生年月日:1949年6月2日
出身地 :神奈川県
身長 :153cm
血液型 :不明
鷲尾真知子さんは1960年代から活躍するベテラン女優で、コミカルなおとぼけキャラの役から高圧的な意地悪な役、感じの良いお母さん役まで幅広く演じ分ける演技派として高い評価を集めている方です。
テレビや映画などの映像作品では「大奥」シリーズや、「おみやさん」シリーズ、2006年の映画「虹の女神/Rainbow Song」、2007年の映画「転々」、2008年の映画「グーグーだって猫である」などに出演し、個性的なキャラクターを演じて視聴者に強い印象を残しています。
また、舞台女優としても非常に人気があり、これまでに、野田秀樹さんの「から騒ぎ」、「真夏の夜の夢」、「キル」、「半神」や、蜷川幸雄さんの「近代能楽集・弱法師」、栗山民也さんの「阿国」など、数々の名舞台で演じられています。
今回はこの鷲尾真知子さんについてまとめていきます。
鷲尾真知子の若い頃の経歴① 劇団NLTに所属し舞台を中心に活動
鷲尾真知子さんの若い頃の経歴を順番に紹介します。
鷲尾真知子さんは私立精華学園高等部(現在の東海大学付属市原望洋高等学校)を卒業後の1969年に「劇団NLT」に所属して、多数の舞台に出演し、女優としての活動を本格的にスタートさせました。(これ以前にもNHK大河ドラマ「源義経」や「龍馬がゆく」、ドラマ「でっかい青春」などに出演していた)
鷲尾真知子さんは1980年代からは舞台以外の映像作品にも出演の幅を広げ、1981年公開の森田芳光監督の劇場映画デビュー作となった「の・ようなもの」で、ローカルケーブルテレビ局のディレクター役で映画初出演を果たしています。
鷲尾真知子の若い頃の経歴② 「うる星やつら」など声優として活躍
舞台を中心に活動されていた鷲尾真知子さんでしたが、1981年から1986年にかけてフジテレビ系列で放送された人気アニメ「うる星やつら」のミステリアスな美女キャラクター・サクラ役で声優を演じ、これが当たり役となります。
この「うる星やつら」のサクラ役に鷲尾真知子さんが抜擢されたきっかけは、同作の音響監督の斯波重治さんが鷲尾真知子さん出演の舞台を偶然観劇していて、その声質やか語り口を気に入ってスカウトされた事だったそうです。
現在でも、この「うる星やつら」での鷲尾真知子さんのサクラ役の演技はとても人気が高いです。
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— 滝番晟 (@takibansei7) April 20, 2018
鷲尾真知子さん
その”凛”とした声で演じた”うる星やつら”のサクラ役があまりに有名。
洋画吹替に ご縁がないのが意外すぎるが、個人的には”ハリウッドの才女”ミミ・ロジャースあたりが似合うと思う。 pic.twitter.com/MTeKBwhjss
サクラ役の鷲尾真知子さん やっぱすげぇ存在感ある声だな! pic.twitter.com/nssr9tbvQ8
— ボッツ石松㌠🔞Skeb募集中です (@BotsISMT) February 7, 2019
鷲尾真知子さんはその後も声優としていくつかの作品に出演されています。
声優としての代表的な出演作としては、1986年公開のスタジオジブリ作品の「天空の城ラピュタ」のおかみさん役(パズーの親方の妻)や、同じくスタジオジブリの1988年公開の「となりのトトロ」の学校の先生(サツキの担任の森山玲子)などがあります。
鷲尾真知子の若い頃の経歴③ NHK朝ドラ「澪つくし」に出演
鷲尾真知子さんは「うる星やつら」のサクラ役によって女優としての知名度もあげ、映像作品への出演も増やしています。1985年に放送されたNHK朝ドラ「澪つくし」では、馬場ツエ役を演じ、レギュラー出演しています。
鷲尾真知子の若い頃の経歴④ 押井守監督映画「赤い眼鏡」ではヒロイン役
鷲尾真知子さんはアニメ「うる星やつら」でサクラ役の声優を務めましたが、その縁で、同作の監督の押井守さん初の実写映画作品である「赤い眼鏡」にヒロイン・鷲尾みどり役で出演されています。
この「赤い眼鏡」は、近未来世界を舞台にした哲学的ファンタジー作品で、鷲尾真知子さんは、警視庁に所属する特殊部隊の元同僚と再会し、当時の様々な思いが去来するヒロイン・鷲尾みどりの心情を熱演し話題を呼びました。
鷲尾真知子の若い頃の経歴⑤ 「大奥」シリーズの葛岡役が話題に
鷲尾真知子さんはその後もドラマや映画、舞台で女優として活躍を続け、2003年から2005年にかけてドラマや映画が製作され話題を呼んだ作品「大奥」シリーズで、奥女中トリオ(通称・大奥スリーアミーゴス)の1人、葛岡役でのコミカルな演技がファンの間で密かな人気を呼び、2000年代に入ってからの鷲尾真知子さんの代表的出演作のひとつになっています。
鷲尾真知子と東大の関係
女優として活躍を続ける鷲尾真知子さんですが、インターネット上では鷲尾真知子さんと「東大」が関連づけられているようです。
これは、鷲尾真知子さんの出身が東大という事ではなく、2012年に出演したドラマ「リッチマン、プアウーマン」にて、石原さとみさん演じる東大理学部出身の主人公・夏井真琴の母親・夏井歌子役を演じた事から関連づけられたようです。
この事から、鷲尾真知子さんの子供が東大出身という噂にまで発展したようですが、あくまでもドラマの中での話です。
鷲尾真知子の家族① 子供は女優の鷲尾いさ子との噂もあるがデマ
続けて、鷲尾真知子さんの家族について見ていきますが、鷲尾真知子さんは両親や兄弟などの家族情報はほとんど公開されておらず詳しいことは不明です。
そこでまずは鷲尾真知子さんの家族で子供ではと噂されているモデルで女優の鷲尾いさ子さんとの関係について見ていきます。
女優でモデルの鷲尾いさ子さんは、鷲尾真知子さんの子供では?と噂されているのですが、これは事実ではないデマ情報です。
鷲尾いさ子さんの生年月日は1967年4月1日なので、鷲尾真知子さんの子供だとすれば17歳の時に出産したという事になってしまいます。ありえない話ではありませんが、鷲尾真知子さんは高校を普通に卒業されており、この頃に子供を出産していたとするのは無理があります。
そもそも、鷲尾真知子さんは神奈川県出身なのに対し、鷲尾いさ子さんは新潟県新潟市の出身です。さすがに2人が親子の関係だとするのは無理があるでしょう。
「鷲尾」という比較的珍しい苗字が一致しているため、親戚という可能性はありますが、そうした事も特に言及されたことはなく、出身地域も離れているため、家族的な関係はない可能性が高そうです。
鷲尾真知子の家族② 旦那は俳優の中嶋しゅう
家族情報が少ない鷲尾真知子さんですが、旦那さんは俳優の中嶋しゅうさんです。
鷲尾真知子の旦那・中嶋しゅうのプロフィール
生年月日:1948年4月18日
没年月日:2017年7月6日(享年69歳)
出身地 :東京都
身長 :172cm
鷲尾真知子さんの旦那さんの中嶋しゅうさんは、舞台を中心に活躍された俳優で、妻の鷲尾真知子さんと同じ劇団NLTなどで活躍されました。
2010年に出演した舞台「BLUE/ORANGE」、「今は亡きヘンリー・モス」では、第45回紀伊國屋演劇賞個人賞に輝いています。
また、映像作品にも数多く出演されており、「影武者」、「乱」、「夢」などの黒澤明監督作品や、2015年公開の映画「日本のいちばん長い日」での東條英機役などが知られています。
2012年には鷲尾真知子さんも出演したドラマ「リッチマン、プアウーマン」にも出演されています。
その味わいのある演技と渋い雰囲気で舞台や映画作品ではなくてなならない存在だった中嶋しゅうさんでしたが、2017年7月に69歳という若さで亡くなられています。
2017年7月6日の夜、中嶋しゅうさんは舞台「アザー・デザート・シティーズ」に出演中、客席に転落し、病院に搬送されましたがそのままこの世を去りました。死因は「急性大動脈解離」と発表されています。
客席に転落して死去した俳優、中嶋しゅうさん(享年69)の訃報から一夜明けた7日、所属事務所が死因を「急性大動脈解離」と発表した。
鷲尾真知子さんは突然の旦那さんの死去に「私自身が信じられない気持ちの中におります」とのコメントを発表されましたが、中嶋しゅうさんの死去の翌日に予定されていた7日の舞台には気丈にも予定通り出演されていました。
鷲尾真知子と旦那・中嶋しゅうの結婚は約25年間事実婚だった
鷲尾真知子さんと旦那さんの中嶋しゅうさんは、2003年から2004年頃に結婚されていますが、出会いは2人が劇団NLTに所属していた1970年代頃で、1978年頃に交際をスタートさせてその後25年に渡って事実婚のような状態だったそうです。
劇団NLTで出会い、1978年頃から交際がスタート。そこから「関係性は夫婦ですけど、社会的には」と婚姻届は提出せずに事実婚状態が続いていたという。
鷲尾真知子さんは、あえて長い間正式に結婚しなかった理由については、「2人でパートナーとして寄り添って生きていければよく、あえて籍を入れる必要性を感じなった」といった説明をされていました。また、若い頃はお互いに経済的に苦しく、互いに足かせにならないためにあえて結婚しなかった事なども明かされていました。
事実婚だったことを認めた鷲尾は、「基本的には2人がいい加減だった。籍に入って、っていうのが必要ない。パートナーとして寄り添って生きていけばいい」と理由を説明。「もし、別れたくなったら『じゃあね』って簡単に別れられる方がいいのかなって」と独特の考え方も示した。さらに、若いころは経済的に苦しかったこともあり、「それがお互いのかせになったり、負担になったりするのもいやだった」と告白した。
しかし、結婚の数年前から2人の家族が矢継ぎ早に亡くなったことで考えが変わり、お互いのどちらかがもし亡くなった場合に、生命保険の受け取りなどの手続きなどで籍が入っているかどうかが問題になる事があり、そうしたトラブルを避けたいとの思いから結婚する事を決められたという事でした。
4年の間に鷲尾の母、中嶋さんの兄、中嶋さんの母、鷲尾の父、中嶋さんのおばと矢継ぎ早に亡くなったことで考えが変わった。手続きの上で籍が入っているかどうかが問題になることがあり、「面倒くさいな」と思って入籍したという。
鷲尾真知子と旦那・中嶋しゅうの間には子供はいない
鷲尾真知子さんと旦那さんの中嶋しゅうさんの間には子供はいないようです。
子供がいない事について鷲尾真知子さんが何らかの発言をされた事はありませんが、旦那さんの中嶋しゅうさん共々、俳優としての活動に人生の全ての力を注いでいたようなイメージがあるので、あえて子供を作るという選択はされなかったという事も考えられそうです。
鷲尾真知子の現在
鷲尾真知子さんは2021年の誕生日で72歳を迎えられますが、現在も女優として活躍を続けられています。
現在の出演としては、NHK総合で放送の時代劇「立花登青春手控え3」に女中・きよの役でレギュラー出演している他、2021年後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への出演も発表されています。
まとめ
今回は演技派のベテラン女優として人気の高い鷲尾真知子さんについてまとめてみました。
鷲尾真知子さんは若い頃は劇団NLTに所属して舞台やテレビドラマ映画で活躍し、1981年にアニメ「うる星やつら」のサクラの声を演じた事をきっかけに人気を上昇させました。
鷲尾真知子さんは家族の情報はあまり明かされておらず、モデルで女優の鷲尾いさ子さんが子供では?との噂もありましたがこちらはデマ情報です。
旦那さんは劇団NLTで知り合ったという俳優の中嶋しゅうさんで25年間の事実婚状態を経て2002年から2003年頃に正式に結婚されています。旦那さんの中嶋しゅうさんは2017年に亡くなられ、その後は独身を貫かれています。また、2人の間には子供はいません。
現在も鷲尾真知子さんは女優として活躍を続けており、2021年後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演する事も発表されています。