日本を代表する実業家である孫正義さんですが、ネット上でも様々な都市伝説が流れており、真偽不明な噂が多い人物でもあります。
この記事では、謎が多い孫さんの家族情報の他に年収や資産、豪邸情報などに関してまとめてみました。
この記事の目次
孫正義のプロフィール
名前：孫正義（そん まさよし）
生年月日：1957年8月11日
出身地：佐賀県鳥栖市
学歴：カリフォルニア大学バークレー校卒業
職業：ソフトバンクグループ会長兼社長
孫正義、父は消費者金融やパチンコで財を成した在日韓国人の実業家
孫正義さんは、佐賀県鳥栖市の実業家家庭に生まれた元在日韓国人3世となります。
幼少期の孫さんは、マイノリティの身の上や経済苦などもあり苦労することも多かったようですが、父・三憲さんの事業の成功により、裕福な少年時代を過ごしていた時期も長かったらしく、実業家の遺伝子は父譲りということなのかもしれませんね。
孫は佐賀県鳥栖市の朝鮮人集落で幼少期を過ごし、差別も経験する。豚や羊と一緒に生活する非常に貧しく不衛生な場所であったが、「今だから言えるが密造酒も家で作っていた」と佐野眞一のインタビューで述べるとともに、父親の三憲が密造酒製造販売と消費者金融・パチンコ業で大成功し、長じてはパチンコ店数十店舗を所有し、高級車を何台も保有するほどの裕福な時期もあったことも明らかにしている
引用：孫正義
中学を卒業後の孫さんは、福岡県内でもNo1の進学校である私立久留米大学附設高校（偏差値75）に進学しておりますが、アメリカ留学のために２年時に中退しております。
若くしてアメリカに渡った孫さんは、最終的にはカリフォルニア大学バークレー校に進学し、経済学士を取得することになりました。
孫正義の師匠？実業家の藤田田との関係は？
アメリカ留学前の孫正義さんは、アメリカで何を学ぶべきかに悩み、実業家の藤田田さんに対して指針を尋ねようと試みたこともあります。
藤田さんは、日本マクドナルドや日本トイザらスの創業者としても有名な実業家となりますが、孫さんが藤田さんに関心を抱いたきっかけは、藤田さんの著作である「ユダヤの商法 世界経済を動かす」という本を読んで感動したからだと言われております。
当時高校生だった孫さんは、まずは社長室の電話番号を入手し、藤田さんの元へ電話をかけてアポイントメントを取ろうと試みますが、当然ながら社長秘書に断られ続けることになります。
本来ならここで諦めているところですが、不屈の男である孫さんは飛行機で東京まで上京したうえ、「社長室で数分顔を眺めるだけでも良いから会って欲しい」と社長秘書通して藤田さんに頼み込み、面会を実現させることに成功しました。
藤田さんと面会を果たした孫さんは、アメリカ留学をする予定であることを伝え、アメリカで何を学ぶべきかを藤田さんに尋ねました。
藤田さんの答えは、「これからはコンピューターの時代であるから、コンピューターを学ぶべきだ」という先見の明を発揮したものだったとか。
２人の歴史的な面会には後日談があり、実業家として成功をした孫さんが、藤田さんをお礼の食事に招待をしたという、映画や小説のような話まで残っています。
後に成功した孫に食事に招待され、非常に感激した藤田は、孫の会社に自社パソコン300台を発注したという。
引用：藤田田
大学時代に最初の起業をした孫正義
孫正義さんが最初に起業をしたのは、カリフォルニア大学バークレー校在学中だったようですね。
1978年に「音声付き電子翻訳機」を開発した孫さんは、一時帰国して電機企業を訪問し、自ら商品のセールスに乗り出します。
最終的には、「音声付き電子翻訳機」の特許はシャープに売れ、孫さんは１億円の資金を得ることになりました。
ほどなくして出来上がったのが世界初のポケットコンピュータのハードウエアの原型で、そのソフトが英語とドイツ語の二ヶ国語を相互に翻訳できる機械だった。孫氏はこれを連絡のとれたキヤノンや東芝など20社近くからシャープに狙いを定め、大学の夏休みを利用して日本に帰国し、同社の担当部長と交渉を行った。
ちなみに、孫さんの開発した「音声付き電子翻訳機」をシャープが改良して発売したものが、ポータブル翻訳機「IQ3000」だと言われております。
1億円の資金を獲得した後の孫さんですが、1979年にアメリカで「Unison World」というソフトウェア開発会社を起業しました。
ソフトウェア開発会社と銘打った「Unison World」の事業活動に関しては、実際には日本からインベーダーゲーム機を輸入して、アメリカで販売していたそうですね。
その後、1980年に大学を卒業した孫さんは日本に帰国し、1981年に福岡県福岡市にて現在のソフトバンクグループの前身にあたる「日本ソフトバンク株式会社」を設立し、現在に続く実業家としての人生を本格的に歩むことになりました。
孫正義の弟・孫泰蔵はガンホーの初代社長だった
孫正義さんは、実弟に実業家の孫泰蔵さんもいます。
泰蔵さんは東京大学経済学部卒業という経歴もさることながら、1998年にオンセール株式会社（現ガンホー・オンライン・エンターテイメント）を設立した起業家の１人であり、初代社長に就任したことで有名な人物です。
「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」といえばスマホゲーム「パズル＆ドラゴン」の大ヒットで有名ですが、「パズル＆ドラゴン」が大ヒットし始めた当時の社長も泰蔵さんだったとか。
現在の泰蔵さんは、「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」から離れ「Mistletoe株式会社」を設立し、IoTスタートアップ企業の育成に特化した投資・育成事業に携わっている状況となっております。
「IoT」とは「Internet of Things」の頭文字を取った単語です。日本語では一般的に「モノのインターネット」と呼ばれています。IoTを簡単に説明すると、「身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる」仕組みのことです。
IoTではこれまでインターネットとは無縁だったテレビやエアコンがインターネットにつながることにより、モノが相互通信し、遠隔からも認識や計測、制御などが可能となります。人が操作してインターネットにつなぐだけ ではなく、モノが自らインターネットにアクセスすることがIoTの特徴です。引用：IoTとは？
孫正義の資産は2兆円以上！～2年連続で日本1位の富豪に
孫正義の最新の資産額は2兆2930億円！
日本有数の大企業の創業者というだけであり、孫正義さんの資産額は桁外れなものがあります。
経済誌「Forbes JAPAN」が2018年4月に発表した「日本長者番付 2018」において見事1位に輝いた孫さんの資産総額は、2兆2930億円となっております。
経済誌「Forbes JAPAN」を発行するアトミックスメディアは4月5日、日本の富豪の保有資産をもとに「日本長者番付 2018」を発表した。トップはソフトバンクグループの孫正義社長で、2年連続。資産額は約2兆2930億円と、前年から約1600億円増えていた。
1位：孫正義（ソフトバンクグループ会長＆社長）2兆2930億円
2位：柳井正（ファーストリテイリング会長＆社長）2兆210億円
3位：佐治信忠（サントリーホールディングス会長）1兆8850億円
4位：滝崎武光（キーエンス創業者）1兆8430億円
5位：森章（森トラスト・HD会長）6910億円
6位：永守重信（日本電産会長＆社長）5760億円
7位：三木谷浩史（楽天会長＆社長）5660億円
8位：高原慶一朗（ユニ・チャーム創業者）5450億円
9位：似鳥昭雄（ニトリHD会長）5030億円
10位：毒島秀行（三共会長）4820億円
前年集計時から1600億円もの資産を増加させている孫さんですが、上には上がいたようで、ファーストリテイリングの会長である柳井正さんは、前年集計時から3100億円も資産を増やしているとか。
大富豪の世界ともなると、１年間で増える資産の額ですら桁外れの世界となっているようですね。
孫正義の年収は96億円！
資産総額でも日本１位な孫正義さんですが、年収額でも日本の実業家の中で１位というデータまであります。
2017年6月に、経済誌「東洋経済」が発表した｢上場企業役員の報酬総額ランキング｣での孫さんの年収は、96億900万円（配当収入94億7900万円、役員報酬1億3000万円）にも及んでいます。
こちらのランキングでも２位は、ファーストリテイリング会長の柳井正さんの82億8500万円（配当収入80億4500万円、役員報酬2億4000万円）となっており、2人は日本の実業界で１位２位を争う宿命のライバルといった間柄なのかもしれませんね。
・里見治（セガサミーHLD会長＆社長）17億2200万円
・大西通義（アオイ電子前会長）13億5600万円
・豊田章男（トヨタ自動車社長）13億2700万円
・田中良和（グリー会長＆社長）13億1200万円
・森和彦（飯田グループHLD会長）9億7000万円
・三津原博（日本調剤社長）9億4700万円
孫正義の自宅が桁外れ～日米に3つの豪邸を持っている
日本に900坪超の豪邸を2つ持っている孫正義
大資産家である孫正義さんは、日本国内の自宅ですら大豪邸だったりします。
孫さんの１つ目の自宅は、東京都港区麻布永坂町にある敷地面積960坪を数える豪邸となりますが、総評価額は63億8000万円にも及び、相続税対策のために既に夫人名義となっております。
約960坪の敷地面積に地上3階、地下1階建ての、白い壁が映える瀟洒な大邸宅。地下には孫氏自ら開発したと言われるゴルフシミュレーターやサウナ、プールも完備され、100人規模でパーティーが可能なサンルームもあるという。
日本での孫さんの２つ目の自宅は、同じ港区の白金台にあるそうで、2005年に閉店した財界人御用達の料亭「般若苑」の跡地に建設されたことでも有名です。
ちなみに、孫さんの日本での2つ目の自宅に関しては、総工費は80億円とも囁かれており、１つ目の豪邸を上回るリッチさを誇っています。
このほかにも、都内の老舗料亭跡地900坪を買収し、地上4階、地下2階の豪邸も所有している。地下にはゴルフ練習場やボウリング場があります」（不動産関係者）
孫正義、アメリカで1億1750万ドルで豪邸を購入
孫正義さんのアメリカの自宅は、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにあり、坪換算すると敷地面積1万890坪にも及ぶ大豪邸だとか。
その購入価格は1億1750万ドルにも及びますが、1万坪超という敷地面積を踏まえると、アメリカの不動産は日本の不動産よりもかなりお買い得と言えるのかも知れませんね。
孫さんはその他にも、箱根（資産価値３億円）と軽井沢（資産価値６億円）に別荘を持っていると言われており、所有している不動産だけでも大富豪といえる資産を持っていることになります。
孫正義の国籍問題～アメリカ国籍という噂はデマ？
1990年に念願の日本国籍を取得した孫正義
孫正義さんといえば、国籍に関する噂がネット上でも話題となっていたりもします。
孫さんの国籍に関しては、元々は当然ながら韓国籍となります。
その後、孫さんは1990年に日本へ帰化をしていますが、孫さんの日本への帰化理由に関しては、本人も核心部分については語っていないため、詳しくは不明となっております。
ただし、孫さんは以前に「トビタテ！留学JAPAN 日本代表プログラム」の壮行会に登場し、下記のようなスピーチを行っています。
皆さん、ここにいる人はほとんど日本国籍、全員そうだと思いますが、僕は十数年前にやっと、泣きたいほど望んで日本国籍をいただくことができました。今でも自分が何人かよくわかりません。23代前は中国に先祖がいて、そして韓国に渡って、3代前から日本に。
名前は孫正義ですね。韓国でも珍しい苗字なんですよ。日本ではもちろんあり得ない苗字です。ですから、日本で在日韓国人ということで、何十万人かが心で苦しんでいる。いろんな意味合いで苦しんでいる人達がいる。僕も子どもの時は、ふと自分で自殺したいと思えたこともありました。それは国籍問題で悩んだからです。泣きたいほど望んで得た、生まれながらにして自動的に得た国籍ではなくて、泣きたいほどに、何で自分だけは日本国籍じゃないんだ。友達がクラスにいる中で、何で自分だけ変わった状況なんだろう？ 恥ずかしい、隠したい、そういう状況の中で苦しんだわけですけれども。それほど、泣きたいほど望んで得た日本国籍です。
日本への帰化を選択するまでに、孫さんの中で様々な葛藤があったことは確かだと言えそうですね。
孫正義にアメリカへの帰化の噂はデマ？原因は韓国政府？
孫正義さんには、「現在は、アメリカ国籍なのではないか？」という噂がネット上で流れている状況でもあります。
孫さんの率いるソフトバンク・グループは、2013年に、当時アメリカ3位の携帯電話会社であった「スプリント・ネクステル（現スプリント）」を買収し、本格的なアメリカ進出を果たしております。
そのため、アメリカでの事業絡みでの帰化の噂かと思いきや、実際の噂を調べて見ると、韓国政府のとある陰謀のせいで、孫さんがアメリカへの帰化を余儀なくされたという噂が、ネット上で流れている状況となっています。
ネットの噂によると、2010年代のある時期に韓国政府の中で、日本で成功をした在日韓国人の方の資産を凍結して没収出来る法案を作ろうとする動きがあったそうです。
その情報が日本にも漏れ伝わってくるようになり、一時期海外に資産を逃す在日韓国人の方が続出したとか。
そして、世界的な資産家でもある孫さんも、自分が苦心の末に築き上げた資産を韓国政府から守るためにアメリカへの帰化を選択したというのか、「孫正義アメリカ国籍説」の概要となっています。
孫正義のアメリカ帰化説はデマ
肝心の「孫正義アメリカ国籍説」の真偽ですが、実はデマであることが濃厚となっております。
孫正義さんは、2018年4月に発表されたアメリカの「タイム誌」の「世界で最も影響力のある１００人」の１人に選ばれておりますが、日本人として選出されています。
米誌タイムは１９日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある１００人」を発表し、日本からは安倍晋三首相とソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が選ばれた。
孫さんがアメリカに帰化していた場合、多重国籍を認めていない日本では日本国籍は消滅しますから、上記の出来事は孫さんがアメリカに帰化をしていない客観的な証拠ではないでしょうか？
そもそも財産没収の噂も、民主主義国家ではそのような法律は作りえないようにも思えます。
また、仮に韓国国内でそのような法律が出来たとしても日本政府が素直に応じるわけもなく、国際世論的にも非難が集まることは確実です。
ただのネットの都市伝説に過ぎなかったのではないかと思われます。
さらに言ってしまうと、1990年代に帰化をしている孫さんは、2010年代にはとっくに日本国籍となっておりますから、韓国でどのような法律が出来たとて無関係の身の上となります。
ちなみに孫さんは、ソフトバンクグループのアメリカでの事業のために、2012年にグリンカード（永住権）は取得しているので、もしかしたら、その話がどこかでねじ曲がって伝わってしまい生まれた噂が「孫正義アメリカ国籍説」なのかもしれませんね。
孫正義の家族情報！～子供２人は外資系企業に勤務？
孫正義は嫁・優美さんとアメリカで学生結婚をしていた！
孫正義さんは芸能人ではありませんので、家族情報は基本的にシークレットとなっており、実は家族写真なども一般には公開されていなかったりもします。
そのため、孫さんの家族情報は基本的に一般人の我々が知ることは出来ない状況が続いておりますが、結婚の馴れ初めに関しては少しだけ世間にも漏れてきています。
孫さんが結婚をしたのは、アメリカで大学生として生活を送っていた1979年だったそうですね。
アメリカで福岡から留学に来ていた優美さんという女性と知り合った孫さんは、優美さんに一目惚れをして積極的にアプローチを仕掛けて交際に至ったとか。
いざ交際してみるとよほど相性が良かったのか、孫さんは持ち前の決断力を発揮して、優美さんと学生結婚をすることとなりました。
こうして些か早すぎる結婚をした孫さんと優美さんですが、不仲説や浮気の噂などが流れることもなく、2018年にて結婚生活40年目に突入しております。
孫正義の娘はゴールドマンサックスに勤務？
孫正義さんには、優美さんとの間に娘が２人いると言われております。
孫さんの２人の娘たちは一般人として社会で暮らしているため、個人情報なども当然シークレットであり、名前や年齢すら明らかにされていない状況です。
しかしながら、２人の娘のうち１人は慶應義塾大学を卒業して、外資系の大手金融会社「ゴールドマン・サックス」に就職したという噂が流れています。
孫さんの娘が「ゴールドマン・サックス」の本社と日本支社のどちらに勤務しているのかは定かではありませんが、慶應義塾大学卒業ということを踏まえると日本支社なのかもしれませんね。
ちなみに、「ゴールドマン・サックス」の社員の平均年俸ですが、アメリカ本社の社員でも1500～1800万円程度だと言われているため、巷でイメージされるような年収数千万円が当たり前な職業というわけでもないとか。
孫さんは、今のところ娘たちを自身の後継者にするつもりはないようなので、孫さんの娘たちに関しては、このまま表舞台に登場する機会はなさそうですね。
孫正義について総まとめをすると…
・孫正義は1990年に韓国籍から日本に帰化した。
・孫正義は大学時代に同じく留学中だった優美さんと出会い1979年に学生結婚した。
・孫正義には子供は娘が2人おり、娘の1人は慶應義塾大学を卒業後にゴールドマンサックスに就職したといわれている。
平成の大実業家と言える孫正義さんですが、その莫大な資産を築いた秘訣は、物怖じしない行動力や実行力にあると言えそうです。
現在の孫さんは、通称10兆円ファンドと呼ばれている「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」のプロジェクトでさらなる話題を振りまいておりますが、まだまだ大きな仕事を成し遂げる男ということなのでしょうね。
孫さんの人生がより一層輝くことを祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。
