元歌舞伎町のぼったくりの帝王・影野臣直さんが話題です。
この記事では影野臣直さんの身長や生い立ち、実家の親や実業家の祖父、大学や若い頃のぼったくり店で成功するまでの経歴、逮捕された事件、結婚や子供、現在の活動などについてまとめました。
この記事の目次
- 影野臣直は元歌舞伎町のぼったくりの帝王として有名な人物
- 影野臣直の身長
- 影野臣直の生い立ち
- 影野臣直の実家の家族① 祖父は百貨店を一代で築いた経営者
- 影野臣直の実家の家族② 父親は高校生の時に白血病で急逝し祖父祖母も相次いで他界
- 影野臣直の実家の家族③ 母親も身体を壊し家系は没落
- 影野臣直の実家の家族④ 弟は医師
- 影野臣直の大学は東京白金の某大学
- 影野臣直の若い頃① 予備校時代に水商売のアルバイトを始める
- 影野臣直の若い頃② 東京白金の大学進学後にぼったくり店でアルバイト
- 影野臣直の若い頃④ 歌舞伎町でのぼったくり店経営で25歳で独立
- 影野臣直の若い頃⑤ 歌舞伎町最大のぼったくりチェーン「Kグループ」を展開
- 影野臣直が逮捕された事件（通称・梅酒一杯15万円事件）の内容
- 影野臣直の結婚した嫁は歌舞伎町キャッチ時代に同棲した女性で子供は2人
- 影野臣直の現在
- まとめ
影野臣直は元歌舞伎町のぼったくりの帝王として有名な人物
影野臣直のプロフィール
生年 ：1959年
出身地：大阪府大阪市
身長 ：非公表
血液型：非公表
影野臣直（かげの・とみなお）さんは、1980年代から1990年代にかけて、歌舞伎町最大のぼったくりチェーンだった「Kグループ」を展開し、「元歌舞伎町のぼったくりの帝王」とも呼ばれている人物です。
1999年に通称「梅酒一杯15万円事件」で強盗傷害や恐喝、風営法違反などで逮捕されて服役。2002年に出所後は歌舞伎町で築いた人脈を駆使したトラブルの交渉人として活動し、2005年には自身の経験を綴った自伝的ノンフィクション「歌舞伎町ネゴシエーター」にて、作家としても活動を開始しています。
その他にも俳優として任侠物のVシネマにも多数出演。近年はYouTubeにも出演してネットでの認知度が再び上昇しています。ここではそんな歌舞伎町・ぼったくりの帝王こと影野臣直さんについて紹介していきます。
影野臣直の身長
影野臣直さんの身長は非公開ですが、出演しているVシネマやYouTubeでの映像などから推定して「170〜175cm」くらいではないかと思われます。
歌舞伎町・ぼったくりの帝王と呼ばれていた時代はかなり太っていたそうなのですが、刑務所に服役して59kgまで体重が落ち、現在は60kg半ば程度だと影野臣直さん本人が話されています。
この体重などから推測しても、身長は170cm〜175cmくらいではないかと推測できます。
影野臣直の生い立ち
影野臣直さんの生い立ちについては、1959年生まれ、大阪府大阪市の出身で、大阪で商家を営む裕福な実家で育った事が明かされています。
影野氏は1959年、大阪の豊かな商家の3代目として生まれる。何不自由のない生活。順風満帆だった幼少期をそう振り返る影野氏を突然、不幸が襲う。
幼少時代の詳しい生い立ちについては明かされていませんが、影野臣直さんが高校生の時に家族に次々と不幸が襲っています。
影野臣直さんの実家の家族については次の見出しから紹介してきます。
影野臣直の実家の家族① 祖父は百貨店を一代で築いた経営者
影野臣直さんの祖父は百貨店を一代で築いたやり手の経営者でした。
祖父が一代で百貨店を築きあげた裕福な家族の長男として生をうけた。
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
影野臣直さんの祖父が開業した百貨店がどこかは明かされていませんが、現在は存在していないようです。
影野臣直の実家の家族② 父親は高校生の時に白血病で急逝し祖父祖母も相次いで他界
影野臣直さんの両親は共にインテリで高学歴で、長男である影野臣直さんを将来歯科医にしようと考えていたそうです。
父も母もインテリだった。
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
しかし、父親は影野臣直さんが高校2年生に時に白血病により急逝。その後に祖父母も相次いで亡くなっています。
高校2年の時、父が白血病で急逝。その心労がたたった祖父、祖母も立て続けに亡くした。
影野臣直の実家の家族③ 母親も身体を壊し家系は没落
父親と祖父母が相次いで亡くなった後、母親も心労から身体を崩し、裕福だった家系は没落していきました。
身近な人間の裏切りなどの気苦労も重なり、母も体を壊す。家運傾く没落家系の典型だった。
影野臣直の実家の家族④ 弟は医師
両親に歯科医になる事を望まれていた影野臣直さんでしたが、本人はその道へは進みませんでした。それに代わる形で弟は大学の医学部へと進んで医師になっています。
父は将来、長男を歯科医にしようとしたが、急逝したため、長男は歯科医にならず、次男が医師となった。
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
影野臣直の大学は東京白金の某大学
影野臣直さんは大学受験に失敗後、1年間浪人をして東京の予備校に通った後、1980年4月に白金にある某大学へと入学しています。
この影野臣直さんが進学した白金の某大学については、シティボーイ、シティガールが集い、当時流行していたクリスタル族（小説「なんとなくクリスタル」に影響されてブランド品ファッションに身を包んだ女子大生）が集う大学としても知られていた大学でした。
1980年春、東京・白金のシティボーイ、シティガールの集うある大学に入学した。
田中康夫『なんとなくクリスタル』が大ヒットして、ブランド品を身にまとう女子大生が話題になった。彼女たちはメディアからクリスタル族と呼ばれ、影野が在籍した大学はクリスタル族が集う大学としても有名だった。
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
これらの情報を総合すると、影野臣直さんが通っていた大学は「明治学院大学」の可能性が高いのではないかと思われますが、あくまで推測で確実な情報ではありません。
しかし、影野臣直さんは1年ほど大学に真面目に通った後に通わなくなり、歌舞伎町の水商売の世界へとどっぷりと入っていきました。
1年くらいは大学に行ってましたけど。高学歴って、ぼったくりの世界では自慢にならないんですよ。むしろ貧しかったくらいのほうがいいんです
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
影野臣直さんの若い頃の経歴については次の見出しから紹介します。
影野臣直の若い頃① 予備校時代に水商売のアルバイトを始める
影野臣直さんは高校を卒業後は大学受験に失敗して、1年間予備校に通う浪人生活を送っています。
この予備校時代に、影野臣直さんはピンクサロン「ハワイ・チェーン」にアルバイトとして入り、水商売の世界へと足を踏み入れました。
大学受験に失敗して予備校に通い始めた影野氏はアルバイトを始める。
選んだバイトというのが、ピンクサロンの「ハワイ・チェーン」だった。
77年、影野氏18歳のことだが、なんと、当時の大卒初任給の倍近くの高給だったうえ、チップなどの副収入もバカにならなかった。
影野臣直の若い頃② 東京白金の大学進学後にぼったくり店でアルバイト
影野臣直さんは、1年の浪人の末に東京白金の某大学に合格し上京しています。
影野臣直さんは大学進学後も、母親を頼らずに自活するために収入の良い水商売系のアルバイトを探しました。
そして、歌舞伎町の高収入のキャバレー店のアルバイト先を見つけますが、このアルバイト先が入ってみたらぼったくり店（キャッチバー）だったそうで、これが影野臣直さんが後にぼったくり店舗を展開するきっかけとなりました。
大学時代に歌舞伎町の個室ヌード店の店長も経験
大学時代の影野臣直さんは、ぼったくり店のキャバレーで10ヶ月ほどアルバイトをした後、このお店が営業停止となったため、今度は歌舞伎町の個室ヌード店で働き始めています。この個室ヌード店では店長を任されています。
最初のぼったくりはキャッチバーからですね。歌舞伎町でバイトしてて、池袋に移転して10カ月やって、営業停止になって、また歌舞伎町にもどったんです。それから個室ヌードをはじめました。すぐに店長です。
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
影野臣直の若い頃④ 歌舞伎町でのぼったくり店経営で25歳で独立
影野臣直さんが25歳だった1984年、風営法が大幅に改正されて規制が厳しくなり、影野臣直さんが務めていた店舗のオーナーは摘発や逮捕を恐れて経営していた店舗を名義ごと貸し出す事を考えるようになりました。
影野臣直さんは保証金として400万円を支払って店舗の名義を実施的に買い取り、ぼったくり店のオーナーとして独立。
若い女の子を使ったキャッチなどの新たな手法を駆使して売り上げを伸ばしました。
影野臣直の若い頃⑤ 歌舞伎町最大のぼったくりチェーン「Kグループ」を展開
影野臣直さんはぼったくり店経営を成功させ、歌舞伎町最大のぼったくりチェーンとも言われた「Kグループ」を展開し、20年間にわたって「歌舞伎町のぼったくりの帝王」として君臨しました。
最盛期には「Kグループ」は歌舞伎町に5店舗を展開し、幹部だけで従業員は40名、売上はグループ全体で年間8億円。影野臣直さん個人の収入が1日あたりで平均して75万円、月収は平均して1000万円、全盛期の年収は約2億4000万円だったとの事です。
影野臣直が逮捕された事件（通称・梅酒一杯15万円事件）の内容
歌舞伎町のぼったくりの帝王とまで言われ、20年間にわたって歌舞伎町に君臨した影野臣直さんでしたが、1999年についに逮捕されて実刑を受けています。
影野臣直さんが逮捕された事件は「梅酒一杯15万円事件」と呼ばれており、影野臣直さんのぼったくり店で15万円をぼったくられた当時20代半ばの男性が、翌日に警察に駆け込んだのがきっかけとなりました。
この被害者の男性は、警察に駆け込んで「包丁を突きつけられて15万円を脅し取られた」と事実とは異なる被害を訴えたため強盗事件として受け付けられ、生活安全課ではなく強行犯係が動きました。
この事件により、影野臣直さんと従業員複数名に対して強盗傷害での逮捕状が取られ、さらに恐喝や風営法違反などでも起訴されました。
影野臣直さんに対しては裁判で懲役8年が求刑されましたが、偽証罪を恐れた被害者が裁判で減刑を求めるという異例の展開となり、最終的に懲役4年6ヶ月の実刑判決が言い渡されています。
影野臣直さんは刑務所に服役しますが、2002年に満期より1年早く仮釈放されています。
影野臣直の結婚した嫁は歌舞伎町キャッチ時代に同棲した女性で子供は2人
影野臣直さんは、大学進学後に歌舞伎町のぼったくり店のキャッチの仕事をしている時に偶然見かけた女性をナンパし、同棲を経て結婚しています。
影野臣直さんの結婚した嫁は女優の太地喜和子さんに似た7歳年上の女性という事です。
通行人に声をかけていると、ある日、目の前に好みのタイプが通りかかった。
「太地喜和子に似たすげえいい女でした。目が大きくて、顔立ちが派手。俺、派手な女が好みなんですよ。“飲みに行かない？”って声かけたのがきっかけです。俺より7つ上でした。そのころ借りていた大久保二丁目の俺の部屋に連れ込んで、それから同棲です」
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
影野臣直さんはこの女性との結婚後に2人の子供に恵まれています。
影野青年と太地喜和子似の年上女性は結婚する。2人の男児に恵まれた。
引用：「ガサ入れの前には必ず連絡入ります」地元警察に渡す金額は毎月20万円…「歌舞伎町・ぼったくりの帝王」がなかなか捕まらなかったワケ
影野臣直さんの子供は2人とも男性との事ですが、名前や現在の年齢、どんな職業についている方なのかなどの具体的な内容は明かされていません。
影野臣直の現在
影野臣直さんは「梅酒一杯15万円事件」で逮捕され服役し2002年に釈放された後は、歌舞伎町の人脈を活かして交渉人として活動。2005年にノンフィクション「歌舞伎町ネゴシエーター」で作家としてデビューしています。
また、2010年代に入ってからは任侠もののVシネマに出演するなど俳優としても活動。直近では2018年の木村一八主演版の「極道の門」シリーズに出演しています。
現在の活動としては、アウトロー系や裏社会系のYouTubeチャンネルに「元・歌舞伎町ぼったくりの帝王」の肩書きで多数ゲスト出演されています。
その他にも、ローカルラジオ局の番組へのゲスト出演や、「実話ナックルズ」などの実話系雑誌を中心に裏社会に関する記事掲載（連載含む）など、現在も幅広く活動されています。
まとめ
今回は、「元歌舞伎町・ぼったくりの帝王」として知られるノンフィクション作家の影野臣直さんについてまとめてみました。
影野臣直さんは1980年代半ばから1999年まで、歌舞伎町に君臨してぼったくりチェーン「Kグループ」を展開し、ぼったくり営業によって莫大な利益を上げました。
影野臣直さんは、1959年に大阪府大阪市の百貨店を経営する裕福な家族に生まれるも、高校2年生の時に父親と祖父母を相次いで亡くし、母親も体調を崩して一転して実家が没落した生い立ちを持っています。
若い頃の経歴については、高校卒業後に1浪して東京白金の大学（明治学院大学だと言われている）へと進み、大学在学中にぼったくり店でアルバイトを始め、25歳だった1984年に独立し、自らぼったくり店の経営を始めました。
この頃には結婚もしており、子供も2人誕生しています。
影野臣直さんはガールズキャッチなどの新手法を駆使してぼったくり店を成功させ、最盛期には5店舗を展開してグループ全体の年間売上8億円を達成。当時の影野臣直さんの年収は2億4000万円ほどもあったという事です。
ところが、1999年に強盗傷害や恐喝、風営法違反などで逮捕起訴され、懲役4年6ヶ月の実刑判決を受けてぼったくり店は廃業。
釈放後は、歌舞伎町の人脈を駆使して交渉人として活動を開始し、それまでの経験を綴ったノンフィクション作品で作家としてもデビューしています。
現在は、作家活動の他に、俳優としてVシネマへの出演、YouTubeやラジオ番組へのゲスト出演、実話系雑誌を中心とした記事掲載など幅広く活動されています。
