原田幸広は日野OL不倫放火殺人事件を起こした犯人の不倫相手

 

原田幸広とは、日野OL不倫放火殺人事件の犯人・北村有紀恵の不倫相手だった人物です。また、この日野OL不倫放火殺人事件の被害者である子供2人の父親でもあります。

 

つまり、原田幸広は事件のきっかけを作った人物であり、被害者遺族でもあるというわけです。

 

マスコミの報道により、世論は犯人の北村有紀恵に対して同情的で、被害者遺族である原田幸広に対しては批判的になりました。

 

そのため、日野OL不倫放火殺人事件後は、「被害者遺族」という立場でありながら、マスコミから「事件の責任は不倫相手の原田幸広にある」と叩かれました。

 

 

原田幸広の顔写真はある？

 

原田幸広の顔写真は、インターネット上には残っていません。

 

事件当時は、フォーカスなどの写真週刊誌に原田幸広の顔写真が載ったようですが、現在はその写真は残されていませんでした。

 

ただ、現在の原田幸広と思われる人物の顔写真は、勤務先（と思われる）会社のWebサイトに掲載されています。

 

しかしその人物が日野OL不倫放火殺人事件の関係者である原田幸広かどうか、100％確信がない上、現在の写真を掲載するのはプライバシーの侵害になるため、ここでの掲載は控えます。

 

なお、原田幸広は身長180cm近くある長身のイケメンで、スポーツマンタイプだったという情報もあります。

 

 

原田幸広の生い立ち

 

原田幸広は鹿児島県出身です。実家は農家でした。

 

6人兄弟の末っ子で、地元の商業高校を卒業しています。

 

時代的なこともあるので一概には言えませんが、商業高校を卒業して就職していますので、原田幸広はあまり勉強ができるタイプではなかった可能性があります。

 

また、さらに実家も裕福ではなく、6人兄弟の末っ子を大学に進学させることはできなかったのかもしれません。

 

 

原田幸広の家族とは

 

原田幸広の家族を確認しておきましょう。まずは鹿児島の実家の家族からです。

 

 

先述のように、原田幸広は6人兄弟の末っ子として育ちました。

 

事件後は鹿児島の実家に帰った様子はありませんので、この日野OL不倫放火殺人事件によって、ほぼ絶縁状態になったのかもしれません。

 

次に、結婚後の家族を見ていきます。

 

 

妻は東北地方出身です。原田幸広と妻は職場で知り合い、1987年に結婚しています。

 

そして、2人の子供に恵まれました。事件当時、1歳の長男は原田幸広が北村有紀恵と不倫関係にあった時に生まれています。

 

結婚後は日野市内にある高幡台団地の一室に家族で住んでいます。

 

 

原田幸広の経歴

 

原田幸広は鹿児島県内の商業高校を卒業後、上京してNECの子会社である日本電気ソフトウエアに就職しました。

 

高卒で日本電気ソフトウエアに就職した原田幸広はSE（システムエンジニア）として働き、親会社の日本電気（NEC）の府中工場内のソフトウエア事業部に出向していました。

 

原田幸広は長身のスポーツマンタイプのイケメンだったことから、女性社員からはモテていたようです。

 

 

原田幸広の子供が殺された日野OL不倫放火殺人事件とは

 

日野OL不倫放火殺人事件は1993年12月14日に発生し、原田幸広の子供2人（6歳と1歳）が放火によって殺害されました。

 

犯人は、原田幸広の不倫相手だった北村有紀恵です。

 

1993年12月14日の朝、原田幸広は出勤のために妻の原田京子の運転で駅に向かっていきました。いつも決まった時間に、原田幸広は妻に駅まで車で送ってもらっていたようです。

 

この時、自宅には鍵はかけていましたが、子供2人（長女6歳と長男1歳）だけの状態で、子供たちはまだ寝ていました。

 

団地の陰から原田幸広夫妻が出ていくのを確認した北村有紀恵は、持っていた合鍵を使って、自分の指紋が残らないようにハンカチを使ってドアノブを回し、原田幸広の自宅に侵入します。

 

北村有紀恵の手にはガソリンが入ったペットボトル5本とガソリン入りのポリタンクがありました。そして、原田幸広宅の居間にガソリンを撒き、火をつけます。

 

その際、北村有紀恵も爆発的に燃え広がる爆燃現象によって吹き飛ばされ、一瞬気を失い、手に火傷を負いました。

 

しかし、すぐに意識を取り戻して団地の階段を走って駆け下り、逃走しました。

 

原田幸広の子供2人は、火をつけられた居間の奥にある4畳半の寝室で寝ていました。長女の遺体は居間で発見されました。

 

異変に気付いて目が覚め、居間の様子を見に行って死亡したようです。長女は熱で頭蓋骨が割れ、脳が露出した状態でした。

 

長男は寝室で発見されましたが、両腕と膝下は焼失した状態でした。いかに火の勢いが強かったかがわかりますね。

 

 

犯人の北村有紀恵は1ヶ月半後に出頭

原田幸広の自宅が放火され、子供2人が殺害されたことで、警察はすぐに原田幸広と不倫関係にあった北村有紀恵が怪しいと見て捜査を進めていました。

 

しかし、決定的な証拠がなく、逮捕に踏み切ることができませんでした。

 

犯人の北村有紀恵は父親に説得されて、事件から約1ヶ月半経った2月6日にようやく警察に出頭しています。

 

では、北村有紀恵は放火をして2人の子供を殺害してからどうしていたのか？

 

実は、ごく普通に出勤していたんです。子供2人を殺害した後も、普通に出勤して普通に仕事をしていた…かなり怖い状況ですよね。

 

 

原田幸広は日野OL不倫放火殺人事件の犯人・北村有紀恵と不倫関係だった

原田幸広は、日野OL不倫放火殺人事件の犯人である北村有紀恵と不倫関係にありました。

 

出会いいから不倫関係になり、事件を起こすまでの2人の関係を見ていきましょう。

 

 

入社後に親密に

 

原田幸広はNECソフトウエアに就職し、NEC府中工場のソフトウエア事業部に出向していました。そこに入社してきたのが北村有紀恵です。

 

北村有紀恵は東京都立大学理学部数学科を卒業後、1989年に技術系総合職としてNECに採用されます。

 

そして、原田幸広が働く府中工場のソフトウエア事業部ネットワーク開発部員として配属になり、原田幸広と同じSEとして働くことになりました。

 

新入社員だった北村有紀恵に、7歳年上で先輩社員の原田幸広は一から仕事を教え、2人の距離は徐々に近くなっていきます。

 

そして、いつの間にか「師匠（原田幸広）」と「キャッシー（北村有紀恵）」と呼び合うようになったのです。

 

 

北村有紀恵の25歳の誕生日に不倫関係に

 

「師匠」「キャッシー」と呼び合う親しい仲になった原田幸広と北村有紀恵は、プライベートでも親しい関係になり、2人はデートをするようになりました。

 

そして1990年の秋ごろ、北村有紀恵は東京の下町にある実家から、原田幸広が住む日野市に

引っ越してきます。

 

この引っ越しは表向きは「通勤時間を短くして、仕事に打ち込むため」と理由でしたが、本当は原田幸広とのデートの時間を確保するためでした。

 

しかし、この時点ではまだ2人はデートをするだけで、肉体関係は持っていません。

 

2人が本格的に不倫関係になったのは1991年の夏でした。

 

1991年8月6日には花火大会がありましたが、この日は北村有紀恵の誕生日の前日で、2人は花火大会に行き、そのまま北村有紀恵のアパートに泊まり、初めて肉体関係を結びました。

 

北村有紀恵は男性との交際経験がなく、北村有紀恵にとっては原田幸広が初めての男性でした。

 

この時、原田幸広は北村有紀恵にラジカセとCDを誕生日プレゼントとして贈っています。

 

 

原田幸広は中絶を要求

 

肉体関係を持った原田幸広と北村有紀恵は、ずるずると不倫関係を続けていきます。

 

そして、1992年4月に北村有紀恵は妊娠しました。

 

北村有紀恵は「奥さんは妊娠しているのに、自分は避妊するなんて悲しいから、自分で避妊を拒否した」と供述しています。

 

北村有紀恵の妊娠を知った原田幸広は、妻の臨月が近いという理由で、北村有紀恵に中絶を強要しました。そして、北村有紀恵は5月に中絶をしています。

 

さらに、北村有紀恵は約1年後の1993年3月に2回目の妊娠をします。この時は、自らの意志で4月9日に中絶しました。

 

 

原田幸広は離婚を匂わす発言をしていた

 

原田幸広は北村有紀恵を中絶させた後も、不倫関係を続けていました。

 

 

これらの場所に、2人で旅行に行ったりデートをしたりしています。

 

そして、原田幸広は北村有紀恵に、今の妻とは別れて北村有紀恵と結婚することを匂わせるようになります。

 

 

このようなことを北村有紀恵に直接話したり、メールで送っていました。しかし、実際には原田幸広は妻の原田京子には、北村有紀恵との不倫関係は一切話していませんでした。

 

妻の原田京子も、自分の夫が2年近くも会社の女性社員と不倫関係にあったことを気付いていなかったようです。

 

 

妻にバレて原田幸広は北村有紀恵と破局

 

原田幸広と北村有紀恵の不倫関係は、2回も中絶をして、原田幸広が「妻と離婚して、君と結婚するから」とごまかしながら、ズルズルと続いていました。

 

その2人の関係は5月18日に、ふとしたきっかけで崩れてしまいます。

 

1993年5月18日、妻が自宅の電話機から友人に電話をしようとリダイヤルボタンを押したら、なぜか北村有紀恵の自宅につながってしまいました。

 

ここで、ようやく妻は「あれ？うちの旦那、不倫してる？」と気付くのです。

 

妻の原田京子は原田幸広を問い詰め、不倫を認めさせます。そして、「妻の自分を取るか、不倫相手の北村有紀恵を取るか」を迫ります。

 

原田幸広は妻とやり直す選択をして、北村有紀恵に別れることを伝えました。

 

その後も、妻の原田京子は北村有紀恵にたびたび電話をかけて、罵詈雑言を浴びせます。

 

7月26日には「私は2人も子供を産んで育てているが、お前は2回も胎内から掻きだす女だ」と罵られたようです。

 

この言葉で、北村有紀恵は原田京子にも子供を失う苦しみを与えるために、殺害することを決意したようです。

 

また、北村有紀恵は原田幸広を訴えようとします。

 

結婚の約束を破ったうえ、二度にわたる妊娠中絶。彼女は慰謝料一千万円と主張した。
裁判所は六百万円を提示した。それにひきかえ男は、三十万円という低い金額でことを
終わらせようとしたのである。

 

引用：この記事をどう思いますか？

 

原田幸広と妻の京子は600万円も支払えないため、北村有紀恵の父親を説得し、訴訟を取り下げてもらおうとしますが、北村有紀恵は説得を無視して、1993年11月には調停に入りました。

 

そして、調停中に北村有紀恵は原田幸広の自宅を放火して、子供2人を殺害してしまうのです。

 

 

原田幸広は不倫相手としては最低な男だった

 

 

 

原田幸広とデートを重ね、デートの時間を確保したいがために引っ越してをしても、約1年間は肉体関係がなかったことを考えると、最初は北村有紀恵も一線を引こうとしていたようです。

 

でも、一度肉体関係を持ってしまったら、男性との交際経験がない北村有紀恵は、原田幸広にハマってしまい、不倫はダメだとはわかっていても、ズルズルと関係を続けていたのでしょう。

 

しかし、原田幸広は男性経験がない北村有紀恵には、あまりにもダメなタイプの不倫相手でした。原田幸広のクズっぷりがわかるエピソートをご紹介します。

 

 

どうでしょうか？このクズっぷり。

 

もちろん、この日野OL不倫放火殺人事件で一番悪いのは犯人の北村有紀恵です。これは間違いありません。

 

そして、原田幸広は被害者側です。愛する子どもを2人も放火殺人という残酷な方法で殺されてしまった被害者遺族なんです。

 

でも、この原田幸広のクズっぷりを見ていると、なんとなく北村有紀恵に同情してしまうところはあります。

 

原田幸広は北村有紀恵を「都合の良い性欲処理の相手」としか見ていなかったと可能性があります。

 

もちろん、だからと言って、放火殺人が許されることなんて絶対にないのですが。

 

 

原田幸広は犯人の北村有紀恵を民事で訴えている

 

原田幸広は北村有紀恵と約2年にわたり不倫関係にありましたが、妻にバレたことがきっかけで破局しました。

 

その後は、北村有紀恵から慰謝料を請求され、裁判所から600万円を請求されています。

 

そんな時に、日野OL不倫放火殺人事件が起こり、原田幸広は子供2人を失いました。そのことに対し、原田幸広と妻の京子は北村有紀恵を民事で訴えたんです。

 

1995年に、1億1300万円の損害賠償請求の裁判を起こしました。裁判の結果、北村有紀恵の両親が原田夫妻に1500万円、北村有紀恵が原田夫妻に約3000万円を支払うことで和解します。

 

この裁判を起こしたことで、原田幸広はマスコミに「自分のせいで事件が起こったのに」とかなり叩かれました。

 

自分の子供が殺されたので、損害賠償請求をするのは当然の権利ですが、なんとなくこういうところも、北村有紀恵に同情してしまう要因の1つですよね。

 

 

原田幸広の現在

原田幸広のその後や現在を見ていきましょう。

 

 

会社は退職

 

原田幸広は事件後に会社を退職しています。何度も言いますが、原田幸広は被害者側です。

 

しかし、女性社員と長年不倫をしていて、それが原因で大きな事件が起こりました。

 

その責任を取る形で、形式上は自己意思による退職ですが、ほぼ解雇のような形で退職することになっています。

 

まぁ、普通の感覚なら、会社には居づらくなりますよね。

 

 

離婚せず2人の子供をもうける

 

原田幸広は妻に「お前とも北村とも別れる。一人になる」と言っていたこともあったようですが、事件後も2人は離婚していません。

 

しかも、事件後に一男一女を作って、2人の子供に恵まれているんです。

 

子供に罪はありませんし、夫婦が子供を作ることは自然なことです。でも、こんな事件があった後に子供を2人作るというのはなかなかすごいメンタルをしている夫婦ですよね。

 

インターネット上では「原田幸広もヤバイ人物だけど、妻の京子もなかなかヤバイ。夫婦そろってヤバイ」と言われています。

 

 

会津若松在住の噂あり

 

原田幸広は現在、東京を離れていて、妻の実家がある会津若松市に住んでいるという噂があります。

 

あくまで噂であり、本人という確証はありませんが、会津若松市に本社があるIT技術系の会社で取締役をしているようです。

 

もともとNECの子会社のSEだった人物ですから、妻の地元に引っ越して、そのような仕事をしているとしても、何の不思議もありません。

 

 

原田幸広のまとめ

日野OL不倫放火殺人事件の犯人・北村有紀恵の不倫相手だった原田幸広について、生い立ちや家族、経歴、事件の詳細と犯人の北村有紀恵との不倫関係、現在をまとめました。

 

こういう事件を詳しく知れば知るほど、「不倫だけは絶対にやってはいけない。幸せになることはない」と思い知らされますね。