幽幻道士シリーズのテンテン役で人気を博したシャドウリュウさんですが、実は日本の芸能界で活動した経歴もあるそうですね。
この記事では、シャドウリュウさんのこれまでの経歴や結婚の噂、そして今現在の活動についてまとめてみました。
この記事の目次
キョンシーズのテンテン役・シャドウリュウのプロフィール
シャドウ・リュウ
本名:劉致妤(リュウ・ジーユー)
生年月日:1978年10月10日
出身地:台湾・花蓮県
シャドウリュウ、テンテン役抜擢は監督の気まぐれだった
「幽幻道士(キョンシーズ)」シリーズのテンテン役でお馴染みなシャドウリュウさんですが、父・リュウシャンチェンさんが俳優をしている芸能一家の出でした。
シャドウリュウさんの芸能デビューについても、映画「幽幻道士」のオーディションに参加した兄・リュウツーハンさんに同行していた際に、監督に気に入られてテンテン役に抜擢されたという背景があったようですね。
自らもオーディションに合格しスイカ頭役を獲得したリュウツーハンさんですが、妹に片思いをする役だったため、撮影中は気恥ずかしい思いをしたこともあったとか。
シャドウリュウの昔・若い頃…キョンシー人気で日本で芸能活動も
キョンシーズ、ドラマ放送で日本の小学生の間で爆発的大ヒット
「幽幻道士」シリーズに関しては、当初は映画として展開されており、1986~1988年間に日本で4作品が公開されています。
日本で映画としてはヒットしなかった「幽幻道士」シリーズですが、テレビ放送したところ18.5%の高視聴率を記録したため、TBS出資による連続ドラマ「来来!キョンシーズ」の企画が立ち上がることになりました。
台湾で製作された日本ドラマとなった「来来!キョンシーズ」は、中華圏の慣習上、撮影時の台本すら存在しておらず、マスターフィルムが届いた際にはTBS側も困惑していたようですね。
しかし、その作業にはいきなり大きな壁が待っていた。台湾から送られてきた第1話のフィルムを見てみると…映像には吹き替えを想定してか、セリフの声も音もない。さらには、盗作被害を避けるため撮影時の台本すら存在していなかったという。
そのため、日本の側で0から台詞を考える必要性が生じた「来来!キョンシーズ」でしたが、開き直って子供受けする吹き替え演出に徹したところ、平均視聴率15%を記録するヒット作となっています。
シャドウリュウ、アラフォー世代の初恋相手でもあった
1980年代後半に、日本で子供相手に一大ブームを巻き起こすこととなった「幽幻道士」シリーズですが、それゆえに、日本のアラフォー世代の間ではシャドウリュウさんが初恋相手だった人間も少なくないようですね。
数年に一度は幽幻道士4を観ちゃうんだよな、、。特殊霊魂とか八卦将軍の術とかアルパチカブトとか。日本語?(言葉)のチョイスも秀逸なんだよな。何よりテンテンは僕の初恋の相手だしw童心を取り戻すアイテムにキョンシーはもってこい。
— オグニー (@murasakibaru121) May 26, 2013
ちなみに 映画「幽幻道士」が製作された台湾において「子供たちに心理的な悪影響を及ぼす」という理由にて、2度ほど上映禁止処分を受けている曰く付きの作品でもあります。
「幽幻道士」シリーズは、あくまでホラー・コメディであり過激な内容が含まれる映画ではなかったものの、ブームとなった日本でキョンシーごっこが流行るなどしていたため、台湾ではそういった方面の悪影響が心配されたのかもしれませんね。
キョンシーごっこやったな~(笑)
— ふみ (@marumaru95) September 23, 2018
休み時間にキョンシーごっこをやって、トイレがキョンシーの保管庫?みたいなのにしてて、トイレが使えないからって、先生にキョンシーごっこ禁止令が出た位(笑)
シャドウリュウ、来日して芸能活動をしていた
1988年に放映された「来来!キョンシーズ」にて、一躍日本の国民的アイドルとなったシャドウリュウさんですが、芸能活動の拠点を日本に移すという大胆な決断を下しています。
シャドウリュウさんが母国を離れて、日本での芸能活動を決意した理由については、台湾で2世芸能人扱いされることに対しての反発があったようですね。
シャドウは、7歳の頃から父親の計らいで子役として活動をしていましたが、「リュウ・シャンチェンの娘だから、とみんなから特別扱いされるのが嫌だった」そう。『幽幻道士』シリーズが、日本で爆発的にヒットしたのを機に、シャドウは日本に活動の場を移すことを決心。
その後、1989年に来日したシャドウリュウさんは、横浜中華学院に通いながら日本語を勉強し続け、中学進学と同時に日本での芸能活動を開始することになりました。
日本では、テンテン名義でアイドルとして活動を開始したシャドウリュウさんですが、当時は「アイドル冬の時代」だったこともあり、リリースしたシングルCDや写真集などの売上は苦戦していたと言われております。
とはいえ、「愛ラブSMAP! 電撃キッズ隊」のレギュラーに抜擢された他、アイドルユニット「黒BUTAオールスターズ」の3期生にも選出されるなど、シャドウリュウさんの芸能活動自体はそれなりに順調だったようですね。
しかしながら、私生活の方で父・リュウシャンチェンさんが事業に失敗するなど不幸が続いたため、ワガママを言っていられる立場でもなくなったシャドウリュウさんは、中学を卒業と同時に台湾に帰国する道を選ぶことになりました。
台湾帰国後のシャドウリュウさんに関しては、芸能活動を再開することもなく、一般の女子高校生として青春を謳歌していました。
シャドウリュウ、交通事故による死亡説も浮上
台湾に帰国後のシャドウリュウさんに関しては、日本で死亡説が流れたこともありました。
それwwwwwwwwww
— さっくる🍚 (@ventonnerre) December 7, 2019
テンテン死亡説出たwwwwwwwwwww
ネットが普及してググって真相が知れたのでちょっとホッとしてたことすらあるしwwwwwww
そうそう、テンテンめちゃくちゃ可愛かったし・・・。
あの中国女優の持ってる雰囲気と色気と美を全部兼ね備えててすごかったな・・
シャドウリュウさんに死亡説が流れた理由については、高校3年時にバイク事故に遭い、脳内出血などの重傷を負ったことが原因でした。
一時期は、医師から家族に「最悪のケースを覚悟するように」との宣告されるほどの状態だったシャドウリュウさんでしたが、奇跡的に容態が回復して死の淵から蘇ることになりました。
若くしてとんでもない目に遭ってしまったシャドウリュウさんですが、不幸中の幸いにも後遺症などは残らなかったため、高校を卒業後は自動車リース会社に勤めるなど、無事社会復帰することが出来たようですね。
シャドウリュウは結婚せず独身だった…実兄・スイカ頭は1児の父に
41歳(2020年1月現在)となるシャドウリュウさんですが、現在までに結婚したとの情報もないため、恐らくは独身を貫いているものと思われます。
とはいえ、台湾では女性が独身であることはそれほど珍しいことではないようです。
15歳以上の台湾の女性人口は2013年に1000万3000人。そのうち、325万6000人が未婚者だった。年齢別に見ると、25〜29歳、30〜34歳と35〜39歳の未婚率は、1993年と比べてそれぞれ43、33、20ポイントも増加した。
台湾女性が結婚しない理由については、「理想の相手がいない」ことや「経済的要素」の他にも、自身のキャリアを優先して独身を選択するケースもあるとか。
また、シャドウリュウさんには、ボーイズルグループ「4ever」のメンバーであるヨークスンさんという8歳年下の異母弟がおり、芸能一家らしく家庭環境が複雑だった一面もあっため、結婚に対する憧れなども少ないのかもしれませんね。
一方で深い絆のある兄・リュウツーハンさんは既に結婚しており、一児の良き父親となっています。
シャドウリュウのその後現在…実業家として大成功していた
シャドウリュウ、2000年より芸能活動を再開
成人後のシャドウリュウさんですが、2000年頃より台湾で芸能活動を再開しており、現地のドラマやバラエティ番組にも出演していたそうですね。
日本でも「松竹芸能」に所属し、2003年より芸能活動を再開するようになったシャドウリュウさんは、映画「着信アリ2」に王美鳳役で出演した他、昼ドラ「銭湯の娘!?」にマリア役で出演して往年のファンたちの間で話題になりました。
テンテンはとんでもない美少女だったな。大人になってから昼にやってた銭湯の娘というドラマに出演されてて、おもしろ中国人枠だったから期待してたのとはやや違ったけど主題歌のカレーライスという曲は名曲だったので買いました
— 桜井ひよ子🐥1/13聖クロ[Q31] (@hiyosaku) January 19, 2016
シャドウリュウ、イケメンになった実兄・スイカ頭と事業を起こしていた
芸能界復帰後のシャドウリュウさんに関しては、兄・リュウツーハンさんと一緒に台湾で「DOTEL」というラブラドール専門犬舎兼ドッグホテル&訓練施設を立ち上げています。
シャドウリュウさんの日本留学にも付き添い来日し、父親の事業失敗後はアルバイトをしながら妹の留学生活を支えた心優しきリュウツーハンさんは、1994年に妹と一緒に台湾に帰国したそうですね。
その後はダイエットに成功をし、スイカ頭時代とは打って変わったイケメンへと変貌したリュウツーハンさんは、台湾で俳優として成功しており、台湾版ドラマ「花より男子(流星花園)」の道月寺司役のオファーを受けるほどのビッグネームとなっていました。
スケジュールの都合から道明寺司役を断り、作品派生のアイドルユニット「F4」の一員に成り損ねてしまったリュウツーハンさんでしたが、本人的には特に後悔もしていないそうですね。
また、シャドウリュウさん本人も「DOTEL」立ち上げ以降は、芸能活動よりも事業を優先して活動している状況となっており、台湾や日本での女優活動も停滞しています。
シャドウリュウ、長澤まさみ主演映画のアシスタントプロデューサーだった
シャドウリュウさんの現在については、2019年5月に公開された長澤まさみさん主演の映画「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」のアシスタントプロデューサーに抜擢されていたことを自身のフェイスブックにて報告しています。
何がビックリしたって。
— 福永@Basketball UNITY (@yoshi_peace) May 22, 2019
エンドロール見てたら、コーディネーターに「 shadow Liu 」って名前があったけど。#幽幻道士 の #テンテン だよね。#コンフィデンスマンJP pic.twitter.com/bBFk75y3VI
シャドウリュウさんにとって、「初めて裏方に入った作品」だったという「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」は、興行収入29.7億円を記録した大ヒット作となり、続編となる「コンフィデンスマンJP -プリンセス編 -」も製作が決定しました。
今後のシャドウリュウさんに関しては、ドラマや映画の製作陣として活躍の話題が聞けることになるのかもしれませんね。
シャドウリュウについてまとめると…
・シャドウリュウは現在も結婚せず独身を貫いている
・シャドウリュウは現在、兄・リュウツーハンとともに事業を立ち上げ大成功している
人気子役らしい紆余曲折した人生を送ることとなったシャドウリュウさんですが、現在は映画製作の裏方にまで進出して活躍をしているという話になります。
シャドウリュウさんの今後のより一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。