近鉄バファローズやロサンゼルス・ドジャースなど6つの球団を渡り歩き”生涯現役”を宣言した中村紀洋さん。
”ノリ”の愛称で親しまれ、数々の問題発言で”素行不良”が話題となりましたが、破格の逸話を持つヒーローでもあります。
中村紀洋さんの嫁や子供の情報、そして現在までの活躍を生い立ちから詳しくまとめたのでご紹介します。
中村紀洋のプロフィール＆生い立ち
ボランティア球団・中村ノリダーズとして活躍する中村紀洋
中村紀洋さんは近鉄バファローズを優勝に導いた立役者ですが、引退してからもボランティア球団・中村ノリダーズとして野球を通して地域に活力を与えるために5億円プレーヤーだった中村紀洋さん自ら全国行脚をしています。その破格の人物である中村紀洋さんについて詳しくまとめました。
中村紀洋さんのプロフィールはこちら。
本名： 中村 紀洋（なかむら のりひろ）
愛称： ノリ
出身地： 大阪府大阪市東淀川区（現・淀川区）
生年月日： 1973年7月24日
身長： 180 cm
体重： 93 kg
中村紀洋さんのエピソードを追っていくと本当に破格の人だと思わされますが、現役時代に数々の球団と揉めた中で生まれた名言は中村紀洋節というべき独特のものがあります。
そして、『有吉ゼミSP』や中村紀洋さんの素顔に迫ったドキュメンタリー番組『夫を蘇らせた妻の2年半の全記録』では嫁や3人娘との驚くべきエピソードがありました。
中村紀洋さんの活躍やプライベートを含め、生い立ちから詳しくまとめたのでご紹介していきましょう。
中村紀洋の生い立ち＆経歴
野球界のレジェンド・中村紀洋の生い立ち
中村紀洋さんの実家は父親が鮮魚卸業を営み高校まで野球に打ち込んでおり、母親はソフトボール選手だったそうです。生い立ちから野球と深い繋がりがあったようですね。
中村紀洋さんは1973年7月24日に大阪府大阪市東淀川区で生まれました。
中村紀洋さんの両親は野球に密接に関わってきたため、物心つく前から野球を教えられていたようです。
小学校で野球チームに所属すると、中畑清さんに憧れて本塁打を打った後にバットをカッコよく放り投げる練習をしていたそうです。
大阪生まれなので阪神ファンでしたが、両親が巨人ファンだったためその影響を受けて中村紀洋さんも巨人ファンになったそうです。
中村紀洋、甲子園で活躍と近鉄入団
ドラフト4位で近鉄バファローズに入団した中村紀洋
中村紀洋さんは高校1年生から試合に出たいという理由から甲子園出場校としては無名に近い大阪府立渋谷高等学校に進学。当時の中村紀洋さんは体重が100キロを越える巨漢だったそうで、監督に「プロに行きます」と宣言したところ「その体は相撲取りや！」と返されたエピソードがあるようです。
中村紀洋さんは1990年に開催された全国高等学校野球選手権大阪大会で、2年生ながら4番打者、守備は三塁手兼投手として活躍し、大阪府立渋谷高等学校を8年ぶりに甲子園に導いています。
中村紀洋さんは高校時代に通算35本塁打を記録しています。
そして、1991年のドラフト会議で中村紀洋さんは近鉄バファローズから4位指名を受けて入団しました。
6つの球団を渡り歩いた中村紀洋
中村紀洋さんは近鉄バファローズ、ロサンゼルス・ドジャース、オリックス・バファローズ、中日ドラゴンズ、楽天ゴールデンイーグルス、横浜ベイスターズと渡り歩いて、現在は浜松開誠館高校のコーチとして指導しています。
中村紀洋さんの野球の経歴は非常に長いため割愛しますが、通算成績は下記のとおりです。
大阪・渋谷から９１年ドラフト４位で近鉄入団。００年に本塁打、打点の２冠王。オリックス、中日、楽天、横浜（現ＤｅＮＡ）でプレーし、通算成績は２２６７試合に出場し、２１０１安打で打率・２６６、４０４本塁打、１３４８打点。ＤｅＮＡ時代の１４年に自由契約となったが、「生涯現役」を表明している。右投げ右打ち。
中村紀洋さんは高校時代から三塁手でしたが、その技術は国内の野球選手の中でもトップクラスの技術を誇っていたそうです。
日本屈指の名三塁手である。どんな体勢からでも一塁へ正確無比なボールを投げる送球の技術は天下一品。
中村紀洋さんは横浜ベイスターズでプレイ以降、生涯現役を発表しましたが12球団からオファーは無く、実質引退となりました。
2014年シーズン終了後に横浜DeNAベイスターズを退団して以降は「生涯現役」と主張しているが、現在は野球指導者としての活動が中心でプロスポーツ選手としての活動はすでに皆無となっている
中村紀洋さんは正式な引退表明はしておらず、プロ野球選手としての活躍はないものの、中村紀洋さんの生涯現役とは野球に生涯携わっていくという意思表明だったようです。
中村は「どんなことでもええ。俺は一生勝負し続ける。それが、生涯現役っていう意味や」と述べ、野球選手としてグラウンドに立つことのみが現役ではないとのポリシーが「生涯現役」という言葉に込められているという。
中村紀洋さんはその後、小学校高学年、中学生を対象とした野球教室「N’s Method（エヌズ・メソッド）」を開校し、開校の発表をフェイスブック上でしたと同時に「生涯現役選手」だと表明しています。
ノリさん横浜のコーチやってほしいけど強豪じゃない高校で監督やって甲子園に導く姿も見たい #nori99
— 我らの司令塔 (@1izuka30) 2017年6月29日
中村ノリさんのコーチ指導が好評。名選手は名監督にあらず、とは言うが名コーチになる確率は高い。
— 野球狂@sougo (@base_sougo) 2017年7月10日
現在、中村紀洋さんは浜松開誠館高校の非常勤講師として野球部でコーチをしています。
中村紀洋、プロゴルファーに転向？
中村紀洋さんは趣味でゴルフに打ち込んでいたようですが、男子ゴルフの来季ツアー出場権を賭けた1自予選会に出場することが2017年7月11日に発表されました。
野球選手はゴルフに向くとは言われていますが、中村紀洋さんはプロゴルファーを目指しているようです。
男子ゴルフの来季ツアー出場権につながる１次予選会（クオリファイングトーナメント＝ＱＴ）にプロ野球元ＤｅＮＡ内野手の中村紀洋氏（４３）、サッカー元日本代表ＭＦ鈴木啓太氏（３６）が出場を予定していることが１１日、日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）から発表された。
元楽天監督の大久保博元さんは1次予選会に通過しているため2次予選会から出場するようですが、中村紀洋さんがどこまでゴルファーとして通用するか注目されるでしょう。
中村紀洋の嫁はアパレルブランド経営の事業家？
中村紀洋の嫁は敏腕経営者？
中村紀洋さんの嫁・浩子さんは数々の会社を設立してきた敏腕経営者だと言われているようです。
中村紀洋さんの嫁である浩子さんの兄は近鉄バファローズや西武ライオンズなどでプレーしていた元プロ野球選手の村上隆行さんで、裕子さん自身も日立に所属する実業団のバレー選手でした。
中村紀洋さんは友人だった村上隆行さんに妹である浩子さんを紹介されて惚れてしまい、猛アタックをした末に交際がスタート。
中村紀洋さんが21歳の頃にプロポーズし、近鉄バファローズに入団した4年後の1995年12月9日に結婚しました。
この頃、近鉄バファローズでレギュラーに定着したことで結婚したのだと思いますが、嫁の浩子さんは中村紀洋さんに野球に打ち込む期間を約束させていたそうです。
兄が野球選手なためプロ野球界の厳しさを知っていた浩子さんだからこそ、中村紀洋さんが結果を出す期間として5年間と約束させました。
その浩子さんは、2003年にスポーツ選手をマネージメントする会社「JUST HERO,LLC」を設立し、同年に芦屋にアパレルショップ「place」をオープン。
その後も、中村紀洋さんがロサンゼルス・ドジャースに移籍するタイミングで2005年に「COACH MAMAGEMENT,LLC」を設立し、アパレルブランド「POPTUNE」やペット服ブランド「PUPPYMONROE」などを立ち上げています。
こうした経歴を見ると、中村紀洋さんの嫁・浩子さんはかなりの敏腕経営者のようですね。
中村紀洋を開花させたのは嫁だった！？
中村紀洋のバッティングフォームを嫁が見抜いた？
浩子さんは中村紀洋さんの試合を観てバッティングフォームを観察するうちに、打てるフォームと打てないフォームが見分けられるようになったという。
浩子さんは野球については全くの素人でしたが、旦那である中村紀洋さんのバッティングフォームに限っては打てるか、打てないかが見えるようになったそうです。
そのため中村紀洋さんは嫁に打撃コーチをしてもらい、バッティングフォームの研究に励んだそうです。
その努力が実り、1998年には中村紀洋さんはリーグ2位となる32本塁打を達成。
2000年にはホームラン王を獲得するまでになり、シーズン後の年棒は3億での契約となりました。
そして、2005年に中村紀洋さんはロサンゼルス・ドジャースに移籍することになりますが、嫁の浩子さんはなんとロサンゼルスでアパレルブランドを開業してしまったようです。
中村紀洋の素行の悪さとは？超問題児だった！？
中村紀洋には”ノリさん語録”という数々の素行の問題、名言がある
中村紀洋さんは現役時代に球団を相手取って数々の逸話を残してきているようで、その時に発言した素行が現在”ノリさん語録”として語り継がれているようです。
中村紀洋さんの現役時代の素行問題は数多くあるようですが、代表的なものをご紹介します。
2002年に中村紀洋さんがFA宣言をした時に、読売ジャイアンツ、阪神タイガース、そして大リーグのニューヨーク・メッツと交渉することになりました。
そして阪神の星野監督から「早く結論を出して欲しい」と急かされると中村紀洋さんは以下のように答えています。
「星野監督が“どっちかに決めろ”と言われていますが、自分の権利なのでＦＡをもっと楽しみたい。 迫られて返事を出すのではＦＡ権を獲った意味がない」
こう発言した中村紀洋さんは結論を引き伸ばしていたようですが、後に「最初からメジャーしか頭に無かった」と発言し、星野監督を呆れさせたという。
そして、そのメッツとの交渉が進み2年契約で総額750万ドル（約8億円）で合意しましたが、メッツが正式契約前に中村紀洋さんの獲得を発表したため中村紀洋さんは激怒。
「そんな球団は信用できない」と交渉決裂させてしまい、当然メッツは中村紀洋さんに激怒しました。
中村紀洋さんはメッツの契約を解消したことについて下記のように述べています。
「僕の心はメジャー挑戦で決まっていた。それがメッツ側の不手際というか…。
自分は礼儀とか筋道を大切にする人間。ルール違反する球団とは契約できないし、許せない」
中村紀洋さんは己の信条にとことん正直に生きているため、こうした契約や年棒を巡る球団との軋轢は多々あったようです。
中村紀洋、20歳長女とお風呂に入る？
中村紀洋には3人の娘がおり、3人それぞれと一緒にお風呂に入るという
中村紀洋さんの娘は、長女の郷香さん、次女の絵里香さん、三女の寿々香さんがいますが、長女は二十歳超えで次女、三女も中学生や高校生のようですが現在も一緒にお風呂に入ることが番組で分かり衝撃を呼びました。
2016年10月24日に放送された『有吉ゼミSP（日本テレビ）』で、中村紀洋さんの日常生活、家族が紹介され、その中で一般的にはありえない子育てを公開しました。
番組では、中村と３人娘の休日に同行。娘にデレデレの中村は洋服やバッグなど１時間の買い物で８万円の大盤振る舞い。さらに、子供たちには小遣いは幼少期から１万円だと明かし、「１万円をすぐ使うか、考えながら使うかは、逆に言えば教育」と持論を語ったが、ＭＣの有吉弘行（４２）からは「ホステスに小遣いをあげる。社長にしか見えない」と揶揄されてしまう場面も。
中村紀洋さんは娘たちにねだられる度にひとりあたり1万円のお小遣いを与えていたようで、中村紀洋さんはお金の使い方を考える教育と言っていますが、確実に甘やかしに過ぎません。
中村紀洋さんの長女・郷香さんは女子プロ野球選手を目指しており、父親の背中を追いかけているようです。
次女の絵里香さん、三女の寿々香さんはバレーボールをやっているようですね。
中村紀洋、3人娘とお風呂に入る
中村紀洋、目のやり場に困るものの娘3人とお風呂に入る
情操教育的にかなり問題があると思いますが、中村紀洋さんの家庭では父親を尊敬しているからこそ成り立っているのかもしれません。
番組では、中村紀洋さんがお風呂に入っていると当たり前のように入ってくる長女・郷香さんの姿がありました。
当時で20歳だったようなので完全に大人の女性ですが、中村紀洋さんは「目のやりどころにこまる」というだけで拒否はしていないようですね。
溺愛といえばそれまでですが、やはり破格の人物である中村紀洋さんだからこそ自然なこととして通ってしまうのかもしれません。
中村紀洋が２０歳の娘とお風呂入ってると聞いて結構引いた(´・ω・)
— ミッチー@FX中心 (@freedom223) 2017年5月13日
中村紀洋の娘さんが20歳というのもびっくりしたけど、まだお父さんとお風呂入ってる告白にもっとびっくりした
— Ｃｏｏ (@505particuliere) 2017年5月13日
中村紀洋についてまとめると…
6つの球団を渡り歩き、近鉄バファローズを日本一に導いた立役者の中村紀洋さんについてまとめてきました。
近鉄に入団したての頃は、嫁の浩子さんが中村紀洋さんのバッティングフォーム改善に打撃コーチとし協力していたというエピソードは凄いですね。
中村紀洋さんは嫁の浩子さんとともにホームラン王を獲得したとするとまさに二人三脚の息のあった夫婦だと言えるでしょう。
中村紀洋さんは現在、浜松開誠館高校のコーチとして指導しながらも、中村ノリダーズとして全国を元気にして回っているようで、まさに野球界のレジェンドと呼ばれるにふさわしい人物のようです。
