借りぐらしのアリエッティ

借りぐらしのアリエッティの結末!評価・感想・考察まとめ【ネタバレ注意】

2010年7月17日に公開されたスタジオジブリのアニメ作品「借りぐらしのアリエッティ」。

 

監督は宮崎駿さんでも高畑勲さんでもなく若手の米林宏昌さんが務めましたが、評価・感想が分かれています。

 

「借りぐらしのアリエッティ」について総まとめしましたのでご紹介します。

目次

ジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」とは?

 

宮崎駿・高畑勲が関わっていないジブリ作品

『借りぐらしのアリエッティ』は2010年7月17日に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画ですが、本作で監督を米林宏昌さんがが務めており、スタジオジブリの2大巨頭である宮崎駿さんと高畑勲さんは関わっていない作品となります。

 

『借りぐらしのアリエッティ』の原作はイギリスの児童文学作家であるメアリー・ノートンさんの小説『床下の小人たち(英題・The Borrowers)』であり、映画公開の約58年前である出版された1952年にはカーネギー賞を受賞しています。

 

現在から約40年前頃に宮崎駿さんと高畑勲さんにより『借りぐらしのアリエッティ』の企画が発足しましたが、長い間制作の機会に恵まれず2008年夏に再び宮崎駿さんにより企画を提案されました。

 

企画された当時は『小さなアリエッティ』とう題名でしたが、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんにより若手監督の米林宏昌さんが提案され決定しました。

 

作中に登場する少年・翔のモデルは俳優の神木隆之介さんであり、スタジオジブリの作画スタッフチームの仕事場には神木隆之介さんのポスターなどがたくさん貼っており、表情や動作の研究をしていたようです。

 

そして、作中に登場する屋敷のモデルは青森県平川市の盛美園であり、2008年11月12日にスタジオジブリの社員旅行で訪れた際に宮崎駿さんがインスピレーションを得たようですね。

 

この屋敷の所在地は東京都小金井市の辺りだと宮崎駿さんにより設定されており、同作品はウォルト・ディズニー・ピクチャーズとの現在までの最後の仕事となりました。

 

 

【ネタバレ注意】ジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」のあらすじ

 

その後が気になる作品「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」は物語の最後が視聴者に想像力を喚起させるような終わり方にしており、ネット上ではその後の結末について論議されています。

 

ネット上で論議されている「借りぐらしのアリエッティ」のその後の結末を総まとめしましたのでご紹介していきますが、まずは本作のあらすじから振り返ってみましょう。

 

ここからはネタバレ注意となりますので、まだ「借りぐらしのアリエッティ」を観ていないのであれば先に観ることをおすすめします。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」小人の一族の少女・アリエッティ

”借り”をして生活している小人の一族

物語の主人公・アリエッティは、人間の住まいで”借り”をして床下などで生活している小人の一族の少女です。

 

「借りぐらしのアリエッティ」の作中でアリエッティと唯一心を通わせることになる少年・翔は、生まれつき心臓病を抱えており、海外で手術を受けるまでの1週間を祖母の家で療養目的で生活していました。

 

祖母の家は自然に囲まれたのどかな環境に建っており、とても年季の入った古い屋敷でした。

 

翔は祖母の家に到着したその日に、屋敷で飼われている猫のミーヤがシソの葉が群生している場所で何かを狙っている様子に気づいて近づいてみました。

 

そこで翔はミーヤに狙われて慌てて身を隠そうとしていた小さな少女・アリエッティの姿を見つけました。

 

 

アリエッティは小人の一族で、”借り”がうまくなんでも出来る頼もしい父親・ポッドと、心配性の母親・ホミリーと一緒にこの屋敷に住み着いていました。

 

 

 

小人の一族は人間の家の床下や屋根裏などに住み着き、自分たちの生活に必要なものを人間から”借り”ることで活きている”借りぐらし”の一族です。

 

借りぐらしの一族は人間を恐れており、見つからないように生活をすることを心がけていますが、その数は少なくなってきていたため人間の目に付くことも珍しくなっていました。

 

 

アリエッティはシソの葉を摘みに来ていましたが、翔に見られたのは一瞬であり大丈夫だろうと思っていました。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティ、人生初の”借り”をする

初めて人間から”借り”をするために冒険に出るアリエッティ

翔が祖母の家にやってきた日はちょうどアリエッティが人生で初めての”借り”をする日でした。

 

まだ少女のアリエッティが危険な人間に接近する”借り”をすることに反対していた心配性の母・ホミリーでしたが、父・ポッドは自分たち親がいつまで生きられるか分からないという理由からアリエッティに”借り”の仕方を仕込もうと決行するのでした。

 

”借り”は基本的に人間が寝静まった夜間に行われますが、初めての”借り”に冒険心が駆り立てられたアリエッティはこの日のために準備していた赤いドレスを着て、小さな洗濯バサミで髪をまとめると、心配しているホミリーをよそに勇んで”借り”に出かけていきました。

 

父・ポッドの作った秘密の通路を抜けたアリエッティは、台所の茶箪笥の裏側にたどり着きました。

 

小人であるアリエッティから見た屋敷の中のあらゆるものは巨大であり、水の滴る音や冷蔵庫の振動音なども大きな音を立てていました。

 

ポッドは両面テープを駆使してテーブルの脚を登って行き、上に置かれていた入れ物の中から角砂糖を1個取り出して見守っているアリエッティに合図を出しました。

 

それを見たアリエッティはポッドに続いて釣り針で作ったロープを伝ってテーブルしたまで降りて行き、角砂糖を受け取るとリュックの中に押し込みました。

 

そして、アリエッティはマチ針を発見し、ポッドに「初めての獲物だな」と褒められたのでした。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」翔に話しかけられたアリエッティ

アリエッティは翔に再び見つかり話しかけられる

アリエッティらが”借り”をしていた姿を見ていた翔はアリエッティに話しかけたのでした。

 

ポッドとアリエッティはティッシュを取りに行くために、翔が寝ている部屋に侵入しました。

 

翔は人形用のドールハウスを持っていたため、それを見たアリエッティは「私たちにちょうど良い物ばかり」と喜々としましたが、ポッドはそんなアリエッティを制して「ここの物はすぐにバレてしまうからダメだ」と”借り”の掟として釘を刺すのでした。

 

ティッシュ箱にたどり着いたアリエッティとポッドは、ティッシュの端と端を持って協力して引っ張り上げました。

 

すると、寝ていたと思っていた翔は実は起きており、目を開けてしまいます。

 

翔の視線に気づいたアリエッティは慌ててティッシュ箱の後ろに隠れましたが、翔は「君を昼間に見たよ。母が小さい頃にこの家で小人を見たと言っていたから、君はその小人かな?」と話しかけてきました。

 

翔に話しかけられてびっくりしたアリエッティは、逃げる時にせっかく手に入れた角砂糖を落としてしまいました。

 

アリエッティは翔に昼間見つかっていたことをポッドに謝り、人生で初めての”借り”が人間に見つかるという失敗をしてしまったことに落ち込むのでした。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」翔に角砂糖を返される

アリエッティに接近を始める翔

アリエッティが部屋で落としていった角砂糖を翔は手紙付きで返すのでした。

 

翔はアリエッティ達が住んでいる床下の出入り口に角砂糖と手紙を添えて置いておきました。

 

アリエッティはそれに気が付くとポッドに伝えましたが、ポッドは人間の罠であることを恐れて「絶対に近づいてはならない」と教えるのでした。

 

心配性のホミリーも「私たちをおびき出して捕まえるための罠だ」と慌てふためいてしまい、ポッドは「”借り”はもうできない、しばらく様子を見よう」と慎重な姿勢を見せました。

ホミリーは長年住みやすいと思っていた屋敷を離れることになるかもしれないと考えるだけでガッカリしてしまい、酷く落胆してしまいました。

 

翔に見つかり、角砂糖を落としてしまい、”借り”ができなくなった原因を作ってしまったアリエッティも落ち込みましたが、翔が手紙に書いた「わすれもの」という言葉を見て、アリエッティはアリに食べられて小さくなった角砂糖を拾い上げてある決意をするのでした。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティは翔とコンタクトを取る

翔に直接文句を言いにいったアリエッティ

母・ホミリーのことを思うと家を離れたくないアリエッティは自分の蒔いた種を自分で解決するために翔に直接関わらないことを約束させに行きました。

 

アリエッティは”借り”の衣装に着替えて気合を入れると、家の外壁に生えている蔦を伝って登っていき翔の部屋にたどり着きました。

 

「余計なことはしないで」という思いを伝えるためにアリエッティは小さくなった角砂糖を翔の部屋の中に投げ入れ立ち去ろうとしましたが、それに気づいた翔は話しかけてきました。

 

翔は「待って、行かないで。来てくれたの?」と優しく話しかけましたが、アリエッティは怒気をはらんだ口調で「もう私たちに関わらないで!」と言い放ちました。

 

そのことを伝えに来たのだと言うアリエッティに、翔は「君と話がしたい」と話しかけるのでした。

 

しかし、アリエッティは「人間は危険だから見つかったら引っ越さなければならないと父と母が言っている」と翔に伝えました。

 

翔はアリエッティに家族がいることに嬉しくなった様子で、「名前はあるの?」とアリエッティに質問してきました。

 

「もちろんあるわ、アリエッティよ」と答えたアリエッティに、翔は「少しでいいから姿が見たい」とお願いするのでした。

 

そのお願いを断ったアリエッティでしたが、突然カラスが納戸を突き破って部屋へ侵入しようとしたため、羽ばたきにより飛ばされそうになってしまいます。

 

咄嗟に翔はアリエッティを手で支えて助け上げましたが、屋敷に住み込みで働いているお手伝いのハルが騒ぎを聞きつけて部屋にやってきました。

 

翔はハルにアリエッティが見つからないように咄嗟に隠しましたが、その隙に翔の手から逃れたアリエッティは床下の住処に逃げ戻ったのでした。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」父・ポッドに怒られたアリエッティ

結局新しい家を探すことになる

家から離れないで済むようにと行動を起こしたアリエッティでしたが、父・ポッドに怒られた挙句、結局引っ越すことになってしまいます。

 

住処に戻ってきたアリエッティは、ポッドに「2度と近づくなと言ったはずだ」と酷く怒られてしまいました。

 

しかし、アリエッティは「自分でなんとかしなければと思った、でも姿は見られてない」と弁解しましたが、ポッドは「お前は家族を危険に晒しているのだぞ」とキツく叱責するのでした。

 

そして、ポッドは母・ホミリーには内緒にしていたものの隠し通すことができなくなったことで、「新しい家を探した方がいいかもしれない」と屋敷を離れて別の家を探す提案をしました。

 

この屋敷が気に入っていたホミリーは心から落胆してしまうのでした。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」翔の祖母は小人のことを大切に思っていた

ドールハウスは小人のためだった

翔の部屋にあったドールハウスは祖母が小人を住まわせたいと思い作ったものでした。

 

翔は部屋に置いてある精巧なドールハウスについて質問しました。

 

祖母はドールハウスは翔の母親のものであることを教えましたが、元々は祖母の父親が小人達のためにわざわざイギリスに渡って作らせたものでした。

 

祖母の父親は翔と同じように小人達と出会っており、小人達にドールハウスを渡したいと思っていたようですが、初めて会って以降は2度と会うことはありませんでした。

 

祖母は「父から受け継いであなたで4代目になる、気に入ったのならあなたにあげるわ」と翔にドールハウスを譲ってくれたのでした。

 

祖母はドールハウスの作りについて翔に詳しく教えてくれましたが、その精巧さは驚くべきものでした。

 

イギリスの家具職人が丹精込めて作ったドールハウスは、1階はリビングと書斎、そして奥にはトイレとお風呂もあります。

 

そしてキッチンにあるオーブンは電気を通せば本物同様に仕様ができる仕組みになっており、お皿やスポーンなど食器類もひとつひとつ細かく作られた素敵なものでした。

祖母はドールハウスについて説明をし終えると、「このドールハウスに小人達を住まわせてあげたかった。もうこの家には小人はいないのかしらね」と寂しげに言うのでした。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」同じ小人のスピラーと出会う

小人のスピラーと出会ったアリエッティ一家

アリエッティは新しい家を探すために出かけていた父・ポッドを助けてくれていた小人・スピラーと出会いました。

 

アリエッティと母・ホミリーはポッドの帰りが遅いことに心配していましたが、ポッドは小人の少年・スピラーに肩を貸してもらって帰宅しました。

 

ポッドは出かけた先で足を挫いていたため、スピラーに助けられていたのです。

 

自分たち意外にも小人がいたことに歓喜し、ホミリーは「他にも仲間がいるのかしら?借りぐらしは私たちだけになってしまったと思っていたわ」とスピラーに質問しました。

 

スピラーは指を折って数えると、「これだけいる」と見せましたが、数の数え方が分からないようで指の折り方が不思議な形になっていました。

それでもスピラーの情報に他にも小人が生きながらえていることに希望を得たほミリーは、「従妹もきっといる」と大切な人達への思いに期待を馳せました。

 

ホミリーはポッドを連れてきてくれたお礼に食事をご馳走しようとしましたが、スピラーは「これがあるから大丈夫」とコオロギの脚を見せて帰る素振りを見せました。

 

アリエッティはスピラーに父を助けてくれたことを感謝し、「また遊びに来てね」と見送りました。

 

スピラーは家の屋根まで慣れた手つきで登っていくと、マントを広げてまるでムササビのように風に乗って飛んで行ってしまいました。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」ドールハウスを翔にプレゼントされる

引越しを考えていたところに翔からドールハウスのプレゼント

祖母からドールハウスを譲り受けた翔は、祖母やその父の代からの思いを実現するために、アリエッティたちにドールハウスをプレゼントしました。

 

アリエッティはすっかり気を落として引越しの準備を黙々と続けていた母・ホミリーに「私たちここを引っ越すの?」と聞きましたが、父・ポッドが「人間に見られたから引っ越さなければならない」と答えました。

 

翔のことを知っていたアリエッティは「人間みんなが危険だとは思わない」と反論しましたが、ポッドは「昔ここにあとふた家族が住んでいた。しかし、ひとつの家族は行方がわからなくなり、もうひと家族は見られたため引っ越していった」と説明します。

 

「我々は生き延びなくてはならない」と、ポッドの言葉には一家の長としての責任が滲み出ているのでした。

 

アリエッティたちが話していると、不意に借りぐらしの家が大きく揺れて台所の天井が剥がされました。

 

そして、古かった台所は取り外されて、代わりにドールハウスの新品で素敵なキッチンが置かれていたのでした。

 

もちろんこれは翔がやったことで、ホミリーは突然目の前に現れた素敵なキッチンに「こんな台所が夢だったの」と乙女心を弾ませていました。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」お別れを言いに翔の元を訪れたアリエッティ

アリエッティは引っ越し前に翔の元を訪れた

ドールハウスをプレゼントされたことで危機感を募らせた父・ポッドは引越しを急いだため、アリエッティは最後のお別れを言いに翔の元を訪れました。

 

善意からドールハウスをプレゼントした翔の思惑とは裏腹に、ポッドは人間から借りぐらしの住まいを特定されたことで危険だと感じ、早急に引越しをすることを決意しました。

 

アリエッティは引越し前に翔がいる水辺の辺に行き、翔はすぐにアリエッティの存在に気づいて「台所は気に入ってくれた?」と聞きました。

 

しかし、アリエッティは「あなたのせいで家はめちゃくちゃよ。でもいいの、今日はお別れを言いに来た」と伝えました。

 

翔はアリエッティの姿を見たいとお願いし、ゆっくりみるとそこにはアリエッティが立っており、「きれいだね」と褒めました。

 

アリエッティは、小人たちの掟として「人間に見つかったらいけないこと」「人間の家から気づかれないように色々な物を”借り”て暮らしていること」、そして祖父の代からそうして生きてきたことを翔に伝えました。

 

そして、翔に見つかってしまったことで引っ越さなければならないことも伝えました。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」心臓病を打ち明ける翔

アリエッティと翔は喧嘩をしてしまうが…

翔はアリエッティに小人の一族が辿る末路の残酷さを伝えて怒らせてしまいますが、それは自身が心臓病で長くはないと悟ってしまった恐怖からくるものでした。

 

アリエッティの引越しの事情を知って、翔はアリエッティと別れなくてはならない理由は自分にあるのだと気づきました。

 

翔は「この家に君たち以外に小さい人たちはいるの?」とアリエッティに問いかけました。

 

アリエッティは「ここにはいない。でも他の家にはきっと居る、まだ会ったのは一人だけど」と答えました。

 

すると、翔は「でも、その内君だけになってしまうんだろうね。どんどん少なくなっているんでしょ?君たちは滅び行く種族なんだよ」と残酷な末路を告げてしまいます。

 

翔の言葉に憤慨したアリエッティは、「そんな事ない!スピラーが他にもまだ何人かいるって言ってた」と反論し、仲間は他の場所にも居ることを伝えました。

 

しかし、翔は「この世界にどれほどの人がいるか知ってる?67億人だよ。君たちはもう何人かしか居ないんだよね?本でしか見たことないけど、これまでに多くの種族が環境の変化に適応できずに絶滅してきたんだ。君たちもそういう運命の種族なんだよ」と少年ゆえの悪意のない現実の伝え方をしてしまいます。

 

いよいよ頭にきたアリエッティは「何ですって!あなたが余計なことをしたから私たちはここから出て行くことになったの。何としても生き延びなければならないとお父さんも言ってた。だからこそ危険があったとしても新しいところへ行くの。そうやって私たちの種族がどこかで工夫して暮らしている。あなたが知らないだけで私たちは滅びない」と猛反論をしたのでした。

 

アリエッティを怒らせてしまったことに自分の言葉の酷さに気づいた翔は、「本当に死ぬのは僕の方だ。心臓が悪くて来週手術する。でも助かる見込みは少ない」と一気に気落ちして儚んでしまいました。

 

そして、翔は自分が小さい頃から病気で何もできずに育ったことから、小さいアリエッティたちの役に立ちたいと思っていたことを伝えました。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」ホミリーがハルに捕まってしまう

小人のことを知っていたハルはついにホミリーを捕らえてしまう

お手伝いのハルはかねてから小人の存在を知っており、ドールハウスが無くなったことがきっかけでホミリーを捕らえてしまいます。

 

お手伝いのハルは小人は本当に居るのではないかとかねてから疑っており、翔の行動をつぶさに観察していたのでした。

 

そして、小人のために作ったドールハウスが無くなっていることに気づいたハルは、一階の物置にバールが置かれていたのを発見し、床下を探ったところ借りぐらしに通じる扉を発見しました。

 

その扉を開けた先にはドールハウスのキッチンにホミリーがおり、その姿に興奮したハルはホミリーを無造作に掴み上げて捕らえてしまいました。

 

ハルはホミリーが逃げられないようにキッチンに置いてあった瓶に入れるとラップをして空気穴を開け、収納庫の奥の方へしまってしまいました。

 

ハルは翔の部屋に鍵をかけ、害虫駆除会社に電話をかけて床下に潜んでいる小さな何かを駆除してほしいと伝えるのでした。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」翔と協力してホミリーを助け出すアリエッティ

ホミリーを探ために翔に助けを求めたアリエッティ

アリエッティは異変に気づくとホミリーが居ないことに気づき、翔に助けを求めて探しに行きます。

 

借りぐらしの住まいに異変が起きていることに気づいたアリエッティは、急いで戻ってくるとキッチンにお茶がこぼれているポットが落ちていて、天井は少しずれていました。

 

ホミリーの姿がないことに気づいたアリエッティは、翔に助けを求めましたが、ハルが翔の部屋に鍵をかけていたため外に出られなくなっていました。

 

翔は隣の部屋から出ようと試みましたが、隣の部屋も用意周到に鍵がかけられており、アリエッティが隙間から入って鍵を開けました。

 

翔はホミリーをさらったのはハルの仕業だと感づいており、床下のドールハウスのキッチンを木の茂みに隠して、アリエッティーとキッチンに向かってホミリーを探し始めました。

 

その様子を聞きつけたハルがキッチンにやってきて、鍵をかけたはずの部屋から翔が出てきていることにびっくりした様子でしたが、翔はうまく知らん顔をしてやり過ごしました。

 

翔とハルのやり取りをしている最中に、アリエッティはキッチンの収納庫の奥にある瓶の中にホミリーが捉えられているところを見つけ出しました。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」ハルの主張をやり込めた翔

翔の機転によりハルはやり込められてしまう

祖母に小人がいることを伝えたハルでしたが、翔がうまくドールハウスのキッチンを隠していたことで小人がいた事実を隠蔽することができました。

 

ハルはホミリーを捕まえたことで、「泥棒の小人がいる」と翔の祖母に伝えました。

 

ハルは証拠となる床下のドールハウスのキッチンを見せようとしましたが、翔がすでにキッチンを隠していたためそこには何もなく、ハルは唖然とするばかりでした。

 

しかし、キッチンの収納庫の奥にはホミリーを捉えてある瓶があるため、それを見せようとしたハルでしたが、すでにアリエッティにより助け出された後で便はもぬけの殻となっていました。

 

それでもハルは何とか小人がいた事実を証明しようと、ドールハウスのキッチン部分だけがないことを見せようと翔の部屋に行きましたが、そこにはちゃんとキッチンが入っていたためハルはいよいよ狐にでもつままれたように諦めて1階へ降りて行きました。

 

しかし、祖母はドールハウスのキッチンにハーブの匂いが残っていることに気づき、「ハルさんは本当に泥棒小人を見たのね」と言いました。

 

翔は「泥棒なんかじゃありません、借りぐらしです」と咄嗟に訂正したものの、ハッとして「いえ、僕も見たいです」と小人の存在を知っていることを悟られることを恐れて濁しました。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」新しい家へ引越しを始めたアリエッティ

アリエッティと両親はついに屋敷から出た

アリエッティと翔の関係から引っ越さざるを得なくなった小人一家は、スピラーと落ち合う場所に向けて移動を始めました。

 

アリエッティたちは屋敷を離れてスピラーと待ち合わせている場所まで急いで移動を開始しました。

 

すっかり日が落ちて夜になったため一家は休憩を取ることにしましたが、アリエッティは自分のせいで住み慣れた屋敷を離れることになってしまったことに申し訳の無い気持ちでいっぱいでした。

 

落ち込んでいるアリエッティに父・ポッドは「済んだことだ」と言い、母・ホミリーも「また3人で素敵な家を作りましょう」と前向きに元気付けてくれましたが、アリエッティはそうした気持ちにいたたまれなくなり外に出ました。

 

すると、そこに猫のミーヤが近づいてきてアリエッティを見ていましたが、アリエッティは何か伝えたげな目でミーヤを見ると、ミーヤは理解したかのように目を1回閉じてその場から去っていきました。

 

ミーヤはそのまま翔の元へ走り、アリエッティたちがすでに引越しを始めたことを伝えるかのように何度も振り返りながら翔から離れていきました。

 

ミーヤの伝えたいことが分かった翔は走り出しましたが、その頃すでにアリエッティたちはスピラーと合流しており、ヤカンを水に浮かべてその中に荷物を詰め込んでいました。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティと翔の最後の別れと旅立ち

アリエッティの元に追いついた翔

ヤカンの船で新天地に旅立とうとしていたアリエッティたちの元へ翔は追いつき、最後の別れをしました。

 

ミーヤの後を追って走ってきた翔はアリエッティの姿を探しながら「アリエッティ!」と叫びました。

 

その翔の声を聞いたアリエッティは、翔に自分の姿が見えるように高い場所へ登り、翔もそれを見つけました。

 

翔は「ミーヤが教えてくれた。今度は受け取って欲しい」とアリエッティに角砂糖を渡しました。

 

角砂糖を受け取ったアリエッティは「手術はいつ?」と翔に訪ねると、翔は「明後日、僕頑張るよ。君のおかげで生きる勇気が湧いてきた」とアリエッティに感謝の気持ちを伝えました。

 

アリエッティも自分も髪留めを翔に手渡し、「これをそばに。守ってくれて嬉しかった。いつまでも元気でね」と別れの言葉を送りました。

 

ついに出立の時間が来てしまい、アリエッティが翔に「さようなら」と伝えて去ろうとすると翔は「君は僕の心臓の一部だ。ずっと忘れないよ」と別れの言葉を返してきました。

 

 

そして、アリエッティたち小人一家はヤカンの船に乗って新しい次の家を求めて旅立っていくのでした。

 

 

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」の結末・その後を考察

 

その後の結末が気になる「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」のアリエッティはアリエッティと翔のその後が描かれずに終わっているため、非常に視聴者の想像力を喚起させる作品でした。

 

ネット上でも「借りぐらしのアリエッティ」を観た人の間で、その後の結末がどうなったのか気になって原作を読む人も少なくないようです。

 

原作「The Borrower Arrietty」は1961年に発刊され、第5作が1982年に発売されて完結となったようで、アリエッティは大時計の中に住んでいるなど冒険心あふれる内容になっているようです。

 

しかし、アニメ「借りぐらしのアリエッティ」の放送後に囁かれ始めたその後の結末や、都市伝説について色々と面白い論議がされていますのでご紹介してきましょう。

 

 

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」心臓病の少年・翔のその後・結末①

バッドエンド・翔は心臓病で死んだ説

最も悲しい結末、バッドエンドとも言える説は”翔は心臓病で死んだ説”でその理由は作品に込められたメッセージから読み取れるようです。

 

アリエッティが引っ越した日の翌々日に海外での心臓の手術に臨んだであろう翔ですが、手術は成功せずにその後死亡したという説があります。

 

その理由として、翔が手術の日にちを「明後日」とアリエッティに伝えながら、作品中では翔が手術に成功した様子を描くことなく終わってしまったことです。

 

先述の通り、視聴者にその後の結末を想像させる終わり方を選んだ米林宏昌監督の狙いだと思いますので、多くの人は「翔は手術に成功し、アリエッティは新天地でも楽しく生活しているのだろう」と思うことだと思います。

 

しかし、これまでのジブリ作品からすれば明確なハッピーエンドを描かないのは珍しいことであり、ここには作品の明確なメッセージが込められているとも言えるようです。

 

それは子供向けの作品であるから残酷な翔の死を明確に表現しなかっただけで、作品の意図は別にあったと見られています。

 

 

翔が走っている時に心臓が痛んだのは死亡フラグ?

翔がアリエッティの母・ホミリーを助けるために走ったシーンがありましたが、この時心臓の異常に呻く姿を描いたのは死亡フラグだったと言われています。

 

作中では翔が心臓病の影響で苦しむ描写はあっても、回復に向かう描写が一切なく、「その後の結末は視聴者任せ」となったことからも、翔は死ぬ運命として描かれたと言われています。

 

翔はアリエッティに対して「滅び行く種族」だと語って憤慨させましたが、最後の別れで「君のおかげで生きる勇気が湧いてきた」と伝えたことで、翔は小人の一族は滅びない種族だと肯定したということになります。

 

そして、アリエッティに対して「君は僕の心臓の一部だ」と翔が語った理由は、”(滅びずに生きていく)アリエッティは死んでしまう僕の心臓の代わりに生きていく”だという隠れたメッセージも込められているということです。

 

しかしここで疑問が浮上するのは「翔を死なせることで作品としてどういうメッセージがあるか」ということです。

上述の翔の言葉は”滅びないアリエッティのように僕の心臓も生きる”とも取れるため、作品のテーマとして”希望”を描くなら翔は手術に成功した方がわかりやすいと言えます。

 

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」心臓病の少年・翔のその後・結末②

 翔は心臓病の手術に成功した

翔が心臓病に打ち勝って生き続けられるようになったという結末は多くの視聴者が望んでいるハッピーエンドでしょう。

 

 

穿った見方をせずに翔の年齢を加味して考えるなら、アリエッティに「絶滅する種族だ」と発言して怒らせてしまった裏側には、心臓病で死んでしまうかもしれない自身の運命を呪った心情から生まれるやり場のない怒りとも取れます。

 

小さい頃から心臓病で普通の子ができることができずに育ってきた翔は、非常にネガティブな精神状態であり、”良くなることはなくいつかは死んでしまう”と思ってもおかしくはありません。

 

わかりやすく解釈するなら、翔は”滅び行く種族”だと思っていたアリエッティが未来を切り開いて行く姿に生きる希望を見出し、それが手術に対する確固たる勇気と生きる意志が芽生えたのだとしたら心臓病は克服するというのが王道でしょう。

 

そもそも、原作のアリエッティが21年もの長い間活躍する姿を描いていることからすれば、”小人が絶滅”するかどうかという話はそもそもテーマから外れていることであり、翔の死に意味を持たせる必要も無くなってしまいます。

 

アリエッティの存在が心臓病と戦う少年・翔に生きる勇気を与えたという方がまだわかりやすいテーマとして受け入れられるでしょう。

 

 

物語は翔の回想だったから死んでいるのはおかしい

翔が心臓病に負けて死んでしまうという説は、そもそも物語が翔の回想から始まったことから想像すると、翔はその後手術に成功して生き延びたという証になっています。

 

物語が翔が祖母の屋敷で療養していた1週間の回想というところからスタートしているため、翔には過去を回想するだけの期間、普通に考えたら数年、数十年は経っているということになります。

 

そう考えると翔の心臓病の手術は成功して長い期間を生きられるような体になったということであり、アリエッティに対して別れ際に「君は僕の心臓の一部だ」と言った言葉とも整合性が取れます。

 

そして、物語の締め方としてはその後の結末を描く必要が無く、アリエッティたち借りぐらしの一族は家から家へ移っていくことが生きる術であり、原作も色々な家へ移動して新しい環境とのふれあいを描いていますので、物語の観点からすれば翔一人に固執する必要がないとも言えます。

 

 

そして、原作が児童文学作品である以上、子供の想像力を喚起させるために敢えてその後の結末を描かずに想像に任せたという意味合いも強く含まれていると思います。

直接的に関係はないですが、翔のモデルとなった神木隆之介さんも、生まれながらの生存確率1%という難病を奇跡的に生き延びて今に至っていますので、忠実に再現するなら翔が生き延びるというのも当然のこととなります。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティのその後・結末①

翔は”滅び”の象徴だった?

アリエッティの借りぐらしの一族は「滅び行く種族」だと翔に言われましたが、物語終盤に一族が「繁栄の象徴」に変わる瞬間があるとも言われています。

 

心臓病で死ぬかも知れない翔がアリエッティに対して「小人の一族は滅び行く種族」だと残酷な言葉を投げかけた背景には、「借りぐらしのアリエッティ」という作品に込められた”生きる”というテーマが込められているという見方もあります。

 

スタジオジブリ作品、特に宮崎駿さんなどは「もののけ姫」にも代表されるように”生きる”というテーマは最大の人間賛歌として用いられることが多いようです。

 

高畑勲さんの「平成狸合戦ぽんぽこ」も人間の都市開発で自然を追われた狸たちが生き延びることを賭けて人間たちと戦う姿を描くことで”生きる”というテーマが込められています。

 

「借りぐらしのアリエッティ」も”生きる”というテーマが込められているのだとしたら、”滅びの象徴”だと翔から烙印を押されたアリエッティたち借りぐらしの一族は、物語最後で”生命の象徴”に変わっており、逆に翔が心臓病で死ぬ可能性が高いように臭わせることで”滅びの象徴”としての役割を担っています。

 

特に、アリエッティと翔の別れのシーンで髪留めを外して髪を下ろすというのは「少女から女になる」という”繁栄”の意味を含んでおり、コオロギの脚を獲っていたスピラーの存在も”借り”ではなく”狩り”ができることから、人間に頼らなくても”生きる”ことができる種族の象徴となっています。

 

エンディングでもヤカンの船のそばを大きな鯉が泳いでいますが、鯉は”子孫繁栄”、”立身出世”の象徴でもあり、妊婦の体へ良い食品としても挙げられているようです。

 

なので、”生きる”ということが「借りぐらしのアリエッティ」のテーマなら、”滅びの象徴”である翔が生きていては整合性が取れないということになります。

 

子供向けのアニメ作品のため流石に翔が死ぬことを明確に描くことはできませんが、子供たちの親の世代へも考えさせることができる仕組みだとしたら、米林宏昌さんは名監督だと言えるでしょう。

 

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティのその後・結末②

ネコに連れていかれる

アリエッティたちは新しく借りぐらしを始めた家で、猫に連れていかれるという都市伝説的な話も浮上しています。

 

アリエッティたちは翔の屋敷の一件で床下は危険だと判断し、屋根裏に借りぐらしをすることになったという都市伝説があります。 
 

しかし、屋根裏は環境が悪くネズミや毛虫などが多くいることから安全とは程遠く、アリエッティ一家には度々危険に晒されてしまいます。

 

挙句の果てに猫に待ち伏せをされてアリエッティ一家は捕獲されてしまい、非業の死を遂げてしまうというものです。

 

この”アリエッティ一家死亡説”は完全に都市伝説であり、まったくテーマも何もない結末なので、”本当は怖いグリム童話”的な創作ネタとして誰かが作ったものでしょう。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティのその後③

新しい家で借り暮らしを始める

アリエッティたちは新しい家にたどり着き、平穏無事な借りぐらしを始めるというものです。

 

この説は原作からしてもまったくその通りだと言えるでしょう。
 
翔と別れた後、アリエッティたちはヤカンに乗って川を渡り、エンディング最後に登場した新しい家に引っ越します。
 
ここではアリエッティ一家の新しい借りぐらし生活がスタートし、のんびりとした平和な日々が続いていくというものです。 

 

スピラーが示唆していたように、ここでは新しい小人たちとの出会いもあることでしょう。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティのその後・結末④

スピラーとは結婚する?しない?

アリエッティと翔の種族を超えた愛というのもみたい人は多いと思いますが、ふたりはその後会うこと無く、代わりに登場した小人のスピラーと結婚するかしないかという説が浮上しています。

 

スピラーはアリエッティたちとはまったく違うタイプの小人であり、”借り”をするのではなく”狩り”をして生活する野生の小人です。

 

アリエッティたちが新しい家に住み着いても、スピラーはそこに定住することはまず考えられないでしょう。

 

スピラーは案内を終えたら借りぐらしは性に合わないと言って飄々と自然に戻っていくに違いありません。

 

アリエッティとスピラーは結婚・同居しないまでも、度々会う内に愛情が深くなり家族を作るという説も無くはないと思います。

 

スピラーがアリエッティと一緒にいることで借りぐらしの良さを知って、都会的な暮らしに馴染んでしまうということも考えられなくはないでしょう。

 

しかし、スタジオジブリの作品の傾向からするとスピラーのような風貌のキャラクターが都会に馴染むという姿を描くとは考えられず、「もののけ姫」のサンとアシタカのような関係に近いかもしれません。

 

現代に置き換えてみると、パンやスープを食べ、ベッドでぬくぬくと眠る都会的な生活をしてきたアリエッティと、コオロギの脚やネズミなどを”狩り”をして木の股などで寝ているであろう野生のスピラーは、いわば日本人がアマゾンの奥地の原住民と結婚するというレベルで現実味がない話かもしれません。

 

作中でもアリエッティがスピラーに恋心を抱いているような描写が無かったことからも、スピラーはあくまで小人の一族は”滅びの象徴”ではないという説得力を持たせるポジティブな存在だったということになります。

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」アリエッティのその後・結末⑤

アリエッティは翔の元に戻ってドールハウスに住む

これは原作からしても有り得ない話ですが、アリエッティは心臓病を克服した翔の元に戻ってドールハウスに住み、種族を超えた愛情を育むというものです。

 

この説はアリエッティと翔が結ばれて欲しいと願うジブリアニメ「借りぐらしのアリエッティ」ファンの願望的な話でしょう。

 

翔は心臓病の手術に成功して生き延びることができる体を手に入れ、アリエッティはその後翔の元に戻ってくるというものです。

 

そして、アリエッティはドールハウスに住みながら翔との愛情を深めていくというものですが、どう考えても種族が違うふたりが子供を作ることはできないでしょう。

 

翔は思春期になってから人間の好きな人ができるかもしれませんし、大人になれば子供も欲しいと思うでしょう。

 

そうなった時、この説は最悪な結末を迎えてしまうことになります。

 

この説を否定する声はやはり少なくないようです。

 

アリエッティが翔に恋をした場合最悪です。
翔とは絶対に結ばれることはない。
でも翔の家のドールハウスに住むとする。
翔が恋人を作って家にあげて、それをドールハウスの中から何を思って見るのでしょう?

ですので、ないです。

 

引用:Yahoo!知恵袋 – ネタバレ注意※ アリエッティについて、あれで

 

「借りぐらしのアリエッティ」は「崖の上のポニョ」のような何でもアリの世界観ではないため、アリエッティが翔のサイズに、もしくはその逆などということも考えられません。

 

ドラマ「南くんの恋人」のようにヒロインのちえみが南くんの乱暴な運転の結果殺してしまうなんていう最悪の結末はもってのほかでしょう。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」のその後は視聴者の想像に委ねた?

アニメのその後の結末は自由に想像して欲しい

「借りぐらしのアリエッティ」の最後を敢えてぼかして描いたのは言うまでもなく視聴者にその後の結末を想像して欲しいと委ねたということでしょう。

 

アリエッティたちは新しい家に向かって旅立ち、翔は心臓病の難手術に挑む。

 

ここまでしか描かずに敢えてその後の結末をぼかしたのは、米林宏昌さんが子供たちに想像してほしいと思ったからでしょう。

 

先が知りたければ原作を読みたいと思うかもしれませんし、新たな物語を自分で作ることで感性が刺激されて想像力が豊かになります。

 

「借りぐらしのアリエッティ」はそうした思いを込めて作られた作品だったのでしょう。

 

ちなみに、アリエッティが実はゴキブリだったというトンデモな都市伝説も流れており、アリエッティの行動、借りぐらしの特徴から浮上したようですが、原作がある以上さすがにゴキブリは酷すぎるでしょう。

 

 

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」についての評価・感想・評判

 

スタジオジブリ作品の中では好き嫌いが分かれる

「借りぐらしのアリエッティ」はスタジオジブリの多くの作品の中でも特に好き嫌いが極端に分かれる作品のようです。

 

好き嫌いが極端に分かれるといえば宮崎駿さんの息子の宮崎吾朗さんが監督を務めた「ゲド戦記」もそうだと言えます。

 

「借りぐらしのアリエッティ」と「ゲド戦記」に共通しているのは”陰気”さが作品に漂っているというところでしょう。

 

「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」など純粋に楽しめる部類の作品とは違うため、大きく評価が分かれているようですね。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」についての良い評価・感想

小人の借りぐらしが面白かったという声は多い

アリエッティやポッドが人間の小物を駆使して”借り”をする姿に感心した人は良い評価をつける傾向があるようです。

 

草木の美しさ、人情味のある猫、幼少期の夢想、そして生きるとは、死ぬとは等を感じました。

少年は、自分が寂しく辛い立場だから優しい、だけではない。大きな世界から見た現実の厳しさもしっている、だから物語に深みが出てリアリティーが出て、観る人にスリルや清々しさを感じさせることが出来るのでしょう。

そういう良い映画でした。

 

引用:Yahoo!映画 – ファンタジーの中にある厳しさ

 

心臓病に生死を左右されている翔と、一族の総数が減退し絶滅の危機を迎えつつある小人たちを描いたことで、”生きる”ということを考える良い機会となったようです。

 

この作品の雰囲気を受け入れられる人にとっては映像美と相まって印象に残る作品となっているようですね。

 

面白かったw

最後は翔のドールハウスで仲良く暮らすのかなぁと思ってたけど…引っ越しちゃいましたね。

でも小人が暮らす様や移動の仕方は、へ~ってなりましたねw
できれば、そのヘンをもっと見せて欲しかったw

まぁ、でも面白かったです。

 

引用:Yahoo!映画 – 単純に面白かったです。

 

やはりアリエッティと翔がその後結ばれるハッピーエンドを期待している人は少なくないようです。

 

「借りぐらしのアリエッティ」はアクション要素を押し出したアニメではないため、の”借り”の様子は少な目となっていましたが、日常風景を小人の視点から見る楽しさに溢れた作品でした。

 

単純におもしろかったです!
話が微妙で感情移入できないといった方が多いですが、私はそうは思いませんでした。
小人と人間についてファンタジーのようだけど現実的でもある話でとても感動しました。
アリエッティと翔の関係性も素晴らしかったです。
綺麗な映像と音楽によりさらに素晴らしい作品に仕上がっていました。

 

引用:eiYahoo!映画 – おもしろい話

 

「借りぐらしのアリエッティ」は美術が素晴らしいという声は多いですが、音楽はスタジオジブリ作品の多くを手がけた久石譲さんではなく、セシル・コルベルさんという海外の音楽家でした。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」についての普通の評価・感想

最も多いのが「普通」という評価

「借りぐらしのアリエッティ」は大人にとっては純粋に楽しみやすい作品ではないため、普通という評価・感想が多いようです。

 

説教臭くもないし芸術ぶってもいないし最近の宮崎作品のようにストーリー無視の展開ではない漫画アニメの王道を見せてくれる作品。本来はでかいスクリーンで見る事前提に構成されているのでテレビで見ても在り来たりな物語なので驚きはない。

 

引用:Yahoo!映画 – スクリーンで見なきゃ意味がない

 

「借りぐらしのアリエッティ」のストーリーは宮崎駿さんの作品である「ハウルと動く城」のようなご都合主義のハッピーエンドで気持ちよく終わるタイプではなく、あくまで現実的に描いているため大衆的ではないでしょう。

 

誰かが殺されるとか残酷なシーンもないし、自然と人間の共存うんぬんとか大きなこと考えなくても観れる作品。
読み取ってほしい大きなテーマがあるのかもしれないけど、敢えて読み取らずに平和に鑑賞すりゃいいんじゃないでしょうか。
小人の生活見てると、いろいろ工夫しててすごいなとか思ったり。

いつも思うけど、病弱で静養中の人が出てくるパターン、何個かあるよね。だいたい同じ表情と声色。まあ別にいいんだけどね。

 

引用:Yahoo!映画 – こじんまりしてる

 

「借りぐらしのアリエッティ」は抽象的にストーリーを描いている部分が多いため視聴者にテーマを考えさせる部分が多いですが、それが重荷に感じる人も少なくないようです。

 

家に小人が住んでるってワクワクする設定じゃないですか。
異文化交流により、今までの価値観に疑問を感じて新たな世界へと旅立つ、
なんてワクワクしますよね。
きっと原作は面白いのでしょう。
でも映画はそのあたりが上手く出せてないんですよね。
小人の生活をリアリティをもって書くことに躍起となって映像美にこだわってるけど、視聴者をワクワクさせるという部分が消えてる。
小人がいる→人間にであった→さいなら
ただそれだけになってしまってる。
つまらなくはないけど、もう一度みたいとは思わないな。

 

引用:Yahoo!映画 – 一度見たらいいかな

 

アニメ「借りぐらしのアリエッティ」は原作で描かれた小人の生活の純粋なワクワク感よりは、アリエッティと翔を通した”生きる”ことの大変さ、重要さを描いているため、やや重くなりがちだったことが純粋に楽しめない人が多かった理由でしょう。

 

 

「借りぐらしのアリエッティ」についての悪いの評価・感想

嫌いな人は嫌い、それが「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」は宮崎駿さんでも高畑勲さんでもない次世代の監督・米林宏昌さんだったので戸惑った人も多かったのかもしれません。

 

「私たちの他にもう誰も残っていないのかもしれないし」アリエッティ母
やっつけ仕事も甚だしい。ただ台本通りに金儲けのために技術力で作っただけの魂のない作品。
ジブリは電通の食い物になり奴隷になった。
芸能人の声も合ってない不愉快。
ラブシーンないです。
20点

 

引用:Yahoo!映画 – やっつけ仕事 20点

 

「借りぐらしのアリエッティ」の登場キャラクターのセリフの端々に出てくるテーマ性は人によっては鬱陶しいだけで不快だったようです。

 

単純明快に楽しめる作品が好きな人にとってはテーマが重厚すぎたのかもしれませんね。

 

このアニメを作った人は、観客を楽しませる気がこれっぽっちもないと思います。
辛気臭くてつまらないだけでなく、「面白くなりそうなシチュエーションをことごとく無駄にしている映画」で、観ていて本当に腹が立ちます。
    中略
イキイキと、魅力的に描いてもらえないキャラクター達がかわいそうです。
二度と観たくない、大嫌いな映画です。

 

引用:Yahoo!映画 – 大嫌いです

 

「借りぐらしのアリエッティ」は全体を通して暗いイメージが付きまとっていたため、スタジオジブリの往年の名作に慣れ親しんだ人にとっては眉をしかめてしまったようです。

 

悪い意味で原作を裏切った作品だと思っている人も少なくないようです。

 

借りぐらしっていうか、盗んでいるだけなのでそこに触れてはいけないというか・・・。
翔の暴言にもビックリ。死ねって言ってる?
この世界に何人の人間が生きているか知ってる?・・・35億って心の中で返したわ。
病んでるのか?なんなんだ。
アリエッティも可愛げがないし。
一番不快なのは家政婦。終始気持ち悪かった。
ストーリーに奥行がなくて驚きました。記憶にも残りません。

 

引用:Yahoo!映画 – ファンタジーなのか何なのか・・・

 

生まれつき患っている心臓病により翔は精神的に暗く、大人しい性格のためヒロイン・アリエッティの相手役としては陰気臭い印象を与えてしまいます。

 

やはり清々しい恋愛ストーリーから完全に逸れている「借りぐらしのアリエッティ」は気持ちよく見れない人が多かったようですね。

 

 

ジブリ「借りぐらしのアリエッティ」について総まとめすると・・・

2010年7月17日に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」について総まとめしてきました。

 

”生きる”ということがテーマとして盛り込まれている本作では、評価・感想が極端に二分してしまったようです。

 

「借りぐらしのアリエッティ」は視聴者にその後の結末を想像させるタイプの作品だったため好き嫌いが分かれてしまったようですね。

 

しかし、監督の米林宏昌さんは『思い出のマーニー』や『メアリと魔女の花』なども手がけているスタジオジブリの次世代の監督であるため、今後の作品にも期待したいですね。

 

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