希良梨さんは、1998年のドラマ「GTO」に出演し注目を集めた元女優です。
この記事では、希良梨さんのGTO出演から現在までの経歴をまとめています。彼女が活動休止や引退に至った原因でもある子宮頸がんのこと、結婚や出産、離婚についてなどもご紹介します。
この記事の目次
希良梨のプロフィール
芸名：希良梨(きらり)
本名：豊元 希良梨
出生日：1980年10月23日
出身地：東京都
育ち：沖縄
デビュー：1997年
希良梨さんは元女優で、1998年に放送した人気ドラマ「GTO」(反町隆史さんが主演をつとめた)での水樹ナナコ役で一気に知名度を上げました。女優デビュー自体は1997年で、その他にもドラマ「おそるべしっっ!!音無可憐さん」などにも出演しています。kirari名義で、1999年に歌手デビューも果たしました。
希良梨のGTO出演からの経歴【子宮頸がん・結婚出産等】
希良梨のGTO出演
GTOに出演していた希良梨さん。
希良梨さんは、出演したドラマ「GTO」(1998年)が平均視聴率28.5%(関東地区)という人気ドラマだったということもあり大きな注目を集めました。
しかし、2000年以降突如として表舞台から姿を消し、事実芸能活動を休止していました。
希良梨、2000年に子宮頸がん発症、その後台湾へ
希良梨さんは、2016年7月放送の「爆報！フライデー」で、子宮頸がんについて語っています。
希良梨さんが2000年に活動活動休止をした訳は、子宮頸がんを患ったためです。
病気が分かったのは、１９歳の時。生理痛だと思っていたがあまりにも痛みがひどく、母に促されて病院へ。検査を受けてみると、子宮頸がんだった。手術を受けるが、再発の不安は残る上、病気への偏見もあったため、公表できなかったという。
なお子宮頸がんとは。
子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、普通の婦人科の診察で観察や検査がしやすいため、発見されやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要といえます。
希良梨さんは子宮頸がんの手術後、一度芸能界に復帰していますが、その時には病気を公表せずに、そのまままた活動を休止し海外に放浪の旅へ出ています。
そして、その旅で行き着いた先が、”台湾”。
2004年から居場所を探して
単独、世界を巡りました。
ニューヨーク、、ロスアンゼルス、ケアンズ、サイパン、グアム、プーケット
そしてたどり着いた「台湾」という国。
私はその人間味に満ちて、都会的だけれどもどこか懐かしいこの場所に恋をしました。
希良梨、台湾人男性との結婚とがんの再発、そして第一子出産へ
希良梨さんは2004年から台湾を拠点とし活動。2008年に現地の台湾人男性と結婚し、翌年には第一子を妊娠・出産しています。
しかし、2009年に第一子を出産するまでには、2度の流産も経験したと言います……。その理由はやはり子宮頸がん手術を経て、早産・流産のリスクがあったこと。
２５歳で台湾の映画プロデューサーと出会い結婚、妊娠したという。
しかし６週目に流産。原因の一つに考えられたのが手術で子宮頸部の一部を切除したこと。手術の際、流産や早産のリスクが３～４倍高くなると説明を受けていたという。
「終わったなすべてが。時間が止まった」と放心状態になったと当時を振り返った希良梨さん。２年後に再び妊娠するが、これも６週目で流産。
そして、3度目の妊娠をしますが、ここでも問題が発生しています。それが、がんの再発。
３度目の妊娠に成功し、順調に育っていたが、再び決断を迫られる事態が起きたという。
がんの再発。すぐに手術の必要があるという深刻なものの、手術を受けると出産できる可能性は低くなるリスクの中。希良梨さんはどうしても生みたいと手術をしない選択を。それから７年。希良梨さんは７歳の息子を持つ母親としてビデオで登場した。
かなり辛く大変な思いをした希良梨さん、生まれてきた息子さんを彼女は奇跡と言います。
ちなみに息子さんからは……。
ママについて聞かれ「おこると、ギラリになる～」と笑う息子を、希良梨は幸福そうに抱きしめていた。
いろいろあった希良梨さんですが、幸せを掴んだようです。
希良梨の子宮頸がんとの戦い
子宮頸がんとなり手術を行った希良梨さん、しかし彼女とがんの戦いは終わっていません。
2015年10月の希良梨さんのブログでは、これからのがん対策のために子宮摘出を医師から勧められたことを明かしています。
私も病院の先生には
子宮摘出を二年前にすすめられているけど、
自分でもきちんとどうするのか、よく考えてる。
円錐切除を例えしたとしても、
もう二度目の円錐切除になるため
妊娠することはもうできなくなる。
だったら、もし子宮頸部の奥の方の検診ではみえない部分に高度異形成(今の段階)や他の段階や、癌が万が一隠れていた場合には、他への転移の心配もあると先生にいわれ、子宮摘出が安心なのではないかと
母と話し合ったりしてきました。
希良梨さんと息子のSKYくんの画像。
SKYくんの名前は台湾の名前だそう。
1980年生まれの希良梨さん。年齢的に子供が産めなくなるまでは、子宮摘出の決断を下さないことにしたようです。
いつかは、癌に進行する前に
子宮は取ろうと覚悟は決めてるけど
子どもが産めなくなる年齢までは、
できるなら、希望はとっておこうと思うんだ！
希良梨の現在① 激太りしていた【画像あり】
2004年から台湾に住んでいた希良梨さんですが、2012年には日本に家族とともに帰国し、2015年からは芸能活動も再開しています。子宮頸がんだったことを公表してからの活動再開となりました。
GTO時代の希良梨さんは細い美少女といったイメージがありましたが、2015年に復帰した彼女はむしろぽっちゃりしていて穏やかな母の顔。
これはこれでかわいいですが、その激太りと言われるまでに太ってしまった原因は育児専念中の7年間が挙げられています。
育児に専念していた7年で体重は20キロも増え、63キロになっていたことを告白。
10代の希良梨さんと、30代の希良梨さん。
身長157cmの希良梨さんなので、確かに63キロだとだいぶ体重は重めかもしれませんね。(BMIでは肥満1度に分類、身長157cmの適正体重は約54kg)
その後は、体重を減らすということよりも、健康のためにファスティング(断食)などを行っていたようです。
ファスティングは、ダイエットと言われていますが、
私は、ダイエットというよりは、腸内環境を整えてくれて、デトックス、そして今まで消化にエネルギーを使っていた力を今度は代謝に変える
そしておまけに体質改善🎵
健康になるための方法だと、思います！
大切な仕事の前には、
時間に余裕があれば、三日間ファスティング、
時間がなくて、お手軽には、一日ファスティング
をするようにしています。
希良梨の現在② 日本で歌手などとして活動
出典：https://www.tunecore.co.jp/
15年ぶりの新曲
台湾ではモデルやCM出演などの活動をしていたという希良梨さん。2015年に日本での芸能活動を再開してからは、15年ぶりに歌手活動も再開させています。
新曲「七色のヒカリ-Colors of the Human Race-」は、今月下旬から日本と台湾のiTunes Store、KKBOXで順次配信開始。現在は、イギリスのレーベルに所属する世界的に活躍するアーティストが手がけた同曲のリミックス版を制作中。既に台湾のテレビ、ラジオ、イベントへの出演が決定しており、中華圏をはじめとするアジア展開を本格的にスタートさせる。
引用：https://mdpr.jp/interview/detail/1458566
2021年4月から9月まではラジオ冠番組「希良梨のあなたの人生の光 〜自分の道を歩く人たち〜」も担当していました。
また、日本と台湾の懸け橋となるべく幅広く活動を行っていました。
9月12日に台北で開催する
「VOGUE FNO Party Fashion Action to BE. Okinawa」
にSpecialゲストとして登場することになりました♩VOGUE TAIWANと沖縄県のコラボイベントでは
台灣のファッションピープルに向けて沖縄の新たな一面を発信～いまからたのしみ☆
引用：https://ameblo.jp/aksgod23/entry-12071584382.html
希良梨の現在③ がんが再発し手術をする
出典：https://news.livedoor.com/
希良梨さんは2024年初め頃からは、メキシコで生活していたといいます。
今年のはじめ頃からメキシコシティで生活しています。今まで行ったことのない、喋ったことがない言葉に触れたくて、ネットで調べものをしていた時に国民性や文化に惹かれたんです。メディアではメキシコに関して、どうしても治安に関する報道が多くて。
「他に素晴らしいところが絶対あるのに！」と思いました。直感でここに来ましたけど、それは間違っていなかったと思います。今はここに縁があったんだなと思えています。
引用：https://chanto.jp.net/articles/-/1004429?display=b
メキシコで充実した日々を送っていた希良梨さんですが、2024年春に日本に一時帰国した際に、不正出血などの身体の異変に気づき病院を受診したところ、子宮頸がんと診断されたことを同年9月に公表しています。
出典：https://www.jprime.jp/
幸いにも初期のがんだったようですが、希良梨さんは9月に円錐切除手術により取れる範囲のがんを切除し、12月にはさらに奥にひそむがんを取るための開腹手術を行いました。
今年9月21日に「がん」を公表し「20年前よりも良くない結果でした」として、同月末に手術を受けた。さらに10月に「良いお知らせが出来なくてとても残念ですが、思ったより癌の広がりが確認された為、次の段階の精密検査など、また、再手術という結果となりました」と報告。12月13日に「手術当日です」と伝えていた。
引用：https://www.oricon.co.jp/news/2359616/full/
12月の手術は約7時間もかかったそうですが、手術から約2週間後に無事に退院したことを報告しています。
希良梨の現在④ 旦那との離婚と新恋人の存在を公表
出典：https://news.mixi.jp/
希良梨さんは2024年12月の手術を受けてから数日後に、旦那と離婚していたことを公表しています。2023年には離婚が成立していたようです。
「癌の治療中のため家族や、大切なものを守る為にも言わずにおりましたが、あまりの痛さにご報告させていただきます」とし、「昨年離婚したことはささやかにストーリーでは、ファンの方々やフォロワーの皆様にご報告させていただいていたのですが家族は一般人の為、影響を配慮した上で言うのは控えておりましたが、あまりの痛さにここに吐き出す手段しか私には持っておりませんでした」と記した。
引用：https://www.oricon.co.jp/news/2359880/full/
さらに希良梨さんは、2025年1月には新たな恋人がいることを明かしています。
希良梨さんの彼氏は日本人の実業家で、希良梨さんと生年月日や血液型、イニシャルも同じなのだとか。運命を感じずにはいられないお相手ですね。
「彼は、日本人男性で、同じ歳の、同じ年齢で、同じ生年月日の、色んなビジネスを手がける実業家で経営者で、私の仕事の理解者でもあります。ちなみに、血液型もイニシャルも同じなので、ある意味こわいですが笑笑 私のインスタには、良くタグ付けされてるので、ご存知の方は多いとは思いますが、お互い、同じくらいの変わり者です。びっくりするくらいにw でも、彼もまた、人が言いづらいことを私に、はっきりと言ってくれたり、私も彼には自分の素を出せる。そういう存在は、大人になってからは特に、男も女も関係なく、とても貴重ですよね」と恋人の人物像を紹介した。
引用：https://www.msn.com/
希良梨さんは、病院に行くことを勧めてくれた彼氏のおかげで、子宮頸がんを見つけることが出来たことも明かしています。
希良梨の現在⑤ がんが転移しステージ3に
出典：https://nishispo.nishinippon.co.jp/
希良梨さんは2025年1月に、がんが骨盤リンパ節に転移していたこととステージ3と宣告されたことを公表しました。
「先日、ほんの数日前 手術で取った左の骨盤リンパ節に、がんの転移があり宣告を受けました。がん、ステージIIIです」とあらためて言及。「冗談じゃない。まさかのひっくり返る結果を聞いて、誰もが頭の中が真っ白になった。今は冷静になって、もうここまで来たら楽しみながら生きていくしか無いと悟りました」と思いをつづった。
希良梨さんは闘病の様子をインスタグラムで公開し大きな反響を呼んでいます。
2025年6月には、第6クールの抗がん剤治療を終え退院したことを報告しました。辛い治療や副作用を家族と共に乗り越え、「普通の生活」ができるようになった喜びをインスタグラムにつづっていました。
9日ぶりの投稿で「皆さん、ご無沙汰しております 私は、退院後 最後の副作用を乗り越えて 数日前から、外に、やっと外出する事ができるようになりました」と報告。「6回の抗がん剤治療を終え 今は、生まれ変わった様な気分です」とつづった。「最後の副作用乗り越えるのは、今までで1番長い時間だったとは思いますが、家族と共に乗り越えました。今はとても幸せな気持ちです」と記した。
希良梨の現在⑥ 芸能界引退を発表
出典：https://www.youtube.com/
2025年7月12日、希良梨さんが芸能界を引退することを発表しました。
希良梨さんは闘病を経て、これからは自分らしく自由に生きてみたいと思ったとのことで、芸能人の希良梨を“卒業”することにしたといいます。
「癌治療手術を2回、そしてそれから転移をして、抗がん剤治療までもが始まってしまい、生と死を、考えさせられるようになり行くところまで行ったような気がしております。もう既に、抗がん剤治療は全て終わらせましたが、これからは、自分らしく、自由に新しく、新たな地で、芸能人としてでは無く、生きてみたいのです」
芸能界引退後の希良梨さんは、自身の経験を活かし、依頼を受けた方の相談に乗るという活動をしているようです。
トークセラピーという形で病院や自宅などに伺い、病気や悩みを抱えた方たちに寄り添いメンタルケアなどを行っているとのことです。
ステージ3のがんと告知されたとき、「私、死んじゃうのかな」と漠然とした不安に襲われました。抗がん剤治療は、途中で投げ出しそうになるくらい追い詰められていたときもありましたが、それを乗り越えて今があります。生と死について考え、向き合い続けた1年でしたが、今は心穏やかに、自分らしく生きていければそれだけで幸せだと思えるようになりました。これからは新たな人生の始まりだと思っています。今までの経験を活かし、人との出会いの場や寄り添える場所を作って、人の役に立てるような活動をしていきたいです。
