春日部市3歳女児死亡事件で逮捕された母親の長野奈々が注目されています。
この記事では長野奈々の生い立ちや実家、親などの家族、結婚中の旦那や、共謀して次女への虐待を行った元競輪選手の交際相手との関係、残された長女の現在の状況や、犯行の動機などについてまとめました。
この記事の目次
長野奈々は春日部3歳女児死亡事件で保護責任者遺棄容疑で逮捕された女
長野奈々は、2021年末に埼玉県春日部市で脳損傷が原因で死亡した当時3歳の長野沙季ちゃんの母親で、2022年5月31日に沙季ちゃんに対する保護責任者遺棄の容疑で逮捕された31歳（逮捕時点）の女です。
警察発表によると、長野奈々容疑者は、沙季ちゃんが太ももの骨が折れて歩けない状態だったのを知りながら、2021年12月中旬から29日までの間、病院に通院させるなどの適切な措置を取らなかった疑いが持たれているという事です。
また、警察発表や週刊誌などの報道などによれば、長野奈々容疑者は交際相手の元競輪選手の男（当時37歳）と2021年11月頃から自宅で同居しており、この男と共謀して沙季ちゃんを日常的に虐待していた疑いも持たれています。
この、春日部3歳女児死亡事件は、この交際相手の元競輪選手の男が2021年12月29日に「（沙季ちゃん）の呼吸の様子がおかしい」と119番通報したのがきっかけで発覚しました。
その後、この交際相手の元競輪選手の男も沙季ちゃんへの暴行の疑いで逮捕されていますが、2022年3月に春日部警察署の留置所で自死しています。
また、長野奈々も、事件が発覚した2021年12月30日の時点で沙季ちゃんに対する傷害罪で逮捕され、その後起訴されています。こちらについては現在公判中で、保護責任者遺棄では再逮捕でした。
今回はこの春日部3歳女児死亡事件で傷害容疑で逮捕起訴され、さらに保護責任者遺棄の容疑でも再逮捕された長野奈々について、現在までにわかっている内容をまとめていきます。
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）の生い立ちや実家
現在、長野奈々の生い立ちや実家については何一つ明かにされておらず不明です。
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）の親や家族
長野奈々の親や家族についても、情報がなく不明となっています。
長野奈々の出身中学・高校など経歴
長野奈々の出身中学や高校についても情報はありません。
経歴について、長野奈々は事件当時カラオケ店員だったことが報道されているくらいで、現在は無色となっています。
逮捕・送検されたのは、同市の無職、長野奈々容疑者（31）。県警によると、カラオケ店員だった昨年12月中旬～29日、同居していた交際相手の男（当時37）=3月に死亡=と共謀し
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）の結婚や旦那
長野奈々の生い立ちや実家、親や家族などは何一つ情報がありませんが、結婚と旦那についてはわずかながら情報が明らかにされています。
まず、長野奈々と旦那の結婚の正確な時期は不明ながら、長野奈々が24歳の時（事件の7年ほど前なので、2015年頃か）に長女が生まれ、このタイミングで今回の事件の起こった春日部市の自宅を購入しています。自宅の名義は旦那だという事です。さらに長女の誕生から4年後、長野奈々が28歳の時（2019年頃か）に今回の事件の被害者である次女の沙季ちゃんが生まれています。
24歳で長女の出産を機にマイホームを購入し、28歳で次女の沙季ちゃんを授かった。
引用：《春日部3歳女児死亡事件》「さっさと歩け！ ほら、早く！」と真冬の道路を裸足で歩かせ…両足骨折で歩けない次女を放置し死亡させた母親（31）の素顔とは？
長野奈々と旦那は離婚はしていないようですが、2019年9月頃から別居しているという情報が報じられています。この情報が事実であるとすると、今回の事件の被害者の沙季ちゃんが誕生してから、おそらくわずか数ヶ月後に長野奈々と旦那は結婚生活が破綻して別居したという計算になります。
長野容疑者には夫がいたが、2019年9月ころから別居していたという。
引用：元競輪選手の男が現れてから壮絶な虐待は始まった 両足骨折3歳児放置事件 逮捕された母親 なぜ“変貌”したか 埼玉･春日部市
春日部市の長野奈々の自宅の近隣住民からは、2年前（2019年9月までという意味か）までは、長女と沙季ちゃんとこの旦那が公園にいるのを見かけたという証言も出ています。
「２年前までは姉妹と公園にいるのを見かけた」（近隣住民）という長野容疑者の夫はいつの間にか姿を消した。夫が建てたとみられるマイホームで母子がＡと暮らし始めた理由も、そのＡが自死した理由もわかっていない。
この近隣住民の証言が事実であれば、旦那は別居の寸前まで、長女と次女の沙季ちゃんと一緒に公園で遊ぶなどしていた可能性が高いようです。それが何故、突然の別居となってしまったのかなどの謎が深まります。
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）と交際相手の元競輪選手との関係
長野奈々が旦那と別居状態になったのは2019年9月頃とされていますが、それから1年10ヶ月後の2021年7月に長野奈々は今回の事件で逮捕された交際相手の元競輪選手の男と知り合ったとの情報が報じられています。
長野奈々と交際相手の元競輪選手の男は、千葉県内の住宅で定期的に行われている“あるパーティ”で知り合ったと報じられています。
長野容疑者と交際相手の男の出会いは去年7月、千葉県内の住宅で定期的に行われているという、ある「パーティー」でのことだった。40人ほどの男女が参加したこのパーティーで、長野容疑者は、知人に伴われ参加した男と知り合ったという。
引用：元競輪選手の男が現れてから壮絶な虐待は始まった 両足骨折3歳児放置事件 逮捕された母親 なぜ“変貌”したか 埼玉･春日部市
40人ほどの男女が参加するパーティという事でいわゆる婚活パーティのようなものかも知れませんが、長野奈々はすでに述べているように結婚していて旦那がおり、この交際相手の競輪選手も結婚していたようです。
この長野奈々の交際相手の元競輪選手については、この当時夫婦関係がうまくいっておらず財産分与で揉めていると周囲に話していたようです。
スポーツ一家に生まれたというこの男は、元競輪選手で、カスタムが施されたスポーツタイプの高級外車を乗り回していたという。結婚もしていたとのことだが、男は、「妻がいたが、夫婦関係がうまくいかず、財産分与をめぐってもめている」と周囲に漏らしていたという。
引用：元競輪選手の男が現れてから壮絶な虐待は始まった 両足骨折3歳児放置事件 逮捕された母親 なぜ“変貌”したか 埼玉･春日部市
こうした証言から見て、長野奈々とこの交際相手はお互いに結婚生活がうまくいっていない状況で知り合って、法律上は不倫の関係で交際をはじめた可能性も考えられます。
ただ、この長野奈々の交際相手の元競輪選手の男は、数年前に離婚しているという関係者からの証言が報じられています。
「A選手は現役時代に一般女性と結婚。引退後は一時期、競輪関係の仕事をして自身の実家で両親と同居していました。奥さんとは数年前に離婚したそうです。子供がいたかどうかは聞いていません」
引用：《春日部3歳女児死亡事件》「競輪選手に蹴られたら凶器で暴行を受けるのと同じ」 逮捕の母親の交際男性（37）は元競輪選手だった 実父が語った素顔と“留置場自殺”の真相
そしてこの“パーティ”での出会いから2ヶ月後の2021年11月に、交際相手の元競輪選手が長野奈々と長女と沙季ちゃんの母子が住む家に転がり込み同居生活を始めたという事です。
その年の11月下旬、長野容疑者の家に、男が転がり込んできたという。
引用：元競輪選手の男が現れてから壮絶な虐待は始まった 両足骨折3歳児放置事件 逮捕された母親 なぜ“変貌”したか 埼玉･春日部市
今回の事件で亡くなった沙季ちゃんは、この交際相手の元競輪選手が同居する前までは、元気に保育園に通っており、アザなども確認できなかったという事ですが、この男が同居した11月以降に突然保育園に通園しなくなったという事です。
沙季ちゃんは、簡単には折れない大腿骨を骨折していたという事ですが、警察の発表などによれば、この男の暴行によるものである可能性が高いようです。暴行の容疑については、この交際相手も、長野奈々も事実だと認めており「しつけのためだった」などと供述しています。
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）の交際相手の元競輪選手は自死
長野奈々の交際相手の元競輪選手の男は、沙季ちゃんに対する傷害の容疑で逮捕されて埼玉県警察に勾留されていましたが、2022年3月19日に留置場内で首と吊って自死しています。
埼玉県警春日部署は１９日、署内の留置場で勾留中だった男性（３７）が死亡したと発表した。
発表によると、同日午前２時３５分頃、巡回中の看守が、衣服を使って首をつり、意識不明になった男性を発見。男性は救急搬送されたが、同４時過ぎに死亡が確認された。
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）は長女も虐待していた
長野奈々が次女の沙季ちゃんを虐待し始めたのは、交際相手の元競輪選手の男が転がり込んだ後だと報じられていますが、周辺住民からは、それ以前から長女に対して虐待の兆候があったとの証言が出ています。
それによれば、長野奈々は4年前（2018年頃か）から、長女を引きずるようにして保育園に通わせており、大声で泣く長女に対して「さっさとしろ！」などと怒鳴り散らしていたそうです。
別の住民は４年前から虐待の兆候があったと明かす。「沙季ちゃんのお姉ちゃんが毎朝、泣きながら腕を引きずられるようにして保育園に通っていたんです。泣き声は近所中に響いていましたが、お母さんはなだめるどころか『さっさとしろ！』と、すごい剣幕で怒鳴るだけ。心配だったので、家の前を通るたびに、『おはよう』とか『これから保育園に行くの？』とか声をかけるようにしていました」
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）の長女の現在
長野奈々には、今回の事件で亡くなった次女の沙季ちゃんの他に、事件当時6歳だった長女がいました。
この長女は長野奈々の逮捕後に1人残される形になっていますが、その後については情報がなく不明です。
このようなケースでは、まず第一に長女の父親である長野奈々の旦那が引き取ることが考えられますが、この旦那に養育能力がない、または虐待などの恐れがあると判断された場合には、別の信頼のおける親族か養護施設などに預けられている可能性が高いと思われます。
長野奈々（春日部3歳女児死亡事件の容疑者）の犯行動機
長野奈々が自らの娘である沙季ちゃんを虐待して死に至らしめた（状況から見てその可能性が極めて高い）動機にも注目が集まります。
長野奈々は暴行については容疑を認めており、「しつけのためにやった」などと供述しているようですが、保護責任者遺棄の容疑については「骨折しているとは知らなかった。歩けないとはわからなかった」などと容疑を否認しています。
長野奈々は暴行については認めているものの「しつけのため」などと供述し、自らを正当化しているため動機などは語っていないようです。
これまでにわかっている状況などから推測すれば、長野奈々は交際相手の元競輪選手と2人で新しい生活を始めたかったが、娘の存在が邪魔になったというのが動機として考えられそうです。
今後の裁判などでの長野奈々の動機の解明にも注目が集まっています。
まとめ
今回は、当時3歳の女児が、母親とその交際相手からの暴行を受けて死亡したとみられている「春日部3歳女児死亡事件」で、傷害と保護責任者遺棄の容疑で逮捕された長野奈々についてまとめてみました。
長野奈々は、自らの次女である当時3歳の沙季ちゃんを、交際相手の元競輪選手の男と共謀して日常的に虐待し、沙季ちゃんが両足を骨折して歩けない状態であるにも関わらず、病院に通院させるなどの適切な措置をとならなかったとして逮捕されました。
長野奈々の生い立ちや実家、親や家族などについては、現在のところ何の情報も明らかにされていません。
ただ、遅くとも24歳の時には結婚しており、長女が生まれ28歳の時に次女の沙季ちゃんが誕生しています。しかし、旦那とは沙季ちゃんが生まれてすぐの2019年9月頃に結婚生活が破綻して別居状態になったようです。
旦那との別居から約1年10ヶ月後、長野奈々は元競輪選手の男と知り合って交際を始め、2021年11月頃にこの交際相手を自宅へと転がり込ませています。この交際相手が転がり込んですぐ、次女の沙季ちゃんへの日常的な暴行が始まり、それが原因となって2021年12月に沙季ちゃんは亡くなりました。
2021年12月に、長野奈々とこの交際相手は傷害の疑いで逮捕されてその後起訴されています。交際相手は、2022年3月に留置場内で首を吊って自死。そして、2022年5月31日に長野奈々は保護責任者遺棄でも再逮捕されました。
長野奈々は、沙季ちゃんに対する暴行自体は認めつつも「しつけのためだった」などと供述。ささらには「骨折しているとは知らなかった。歩けないとはわからなかった」などと、保護責任者遺棄容疑については否認しています。
長野奈々の動機は解明されていませんが、これまでに判明している状況から、交際相手との恋愛関係を始める中で娘の存在が邪魔になり虐待に及んだ可能性が高いとみられています。
