栃木県の凶悪なレディース暴走族「魔罹啞」の初代総長の廣瀬伸恵さんの現在の会社経営が話題です。
この記事ではレディース暴走族「魔罹啞」の歴代総長や初代総長である廣瀬伸恵さんの壮絶な生い立ちや経歴、逮捕歴や獄中出産、元服役囚を雇う社会福祉活動など現在の活動についてまとめました。
この記事の目次
魔罹啞は栃木のレディース暴走族
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「魔罹啞（まりあ）」とは、1996年に栃木県で結成されたレディース暴走族で、初代総長である廣瀬伸恵さんが18歳の時に結成し、最盛期にはメンバー60人ほどの規模でした。
当時のレディース暴走族の中でもかなり攻撃的な集団で、栃木県内の敵対グループと抗争を繰り広げ、喧嘩の際に刃物を使用することも厭わない凶暴性で恐れられました。
また、メンバーに対する締め付けも強く、「男遊びをした」、「連絡を返さず逃げた」、「集会に参加しなかった」などの掟を破ったものに対して「シメ会」と呼ぶ集団リンチが行われ、グループを抜ける事は結婚や妊娠以外は認められませんでした。
魔罹啞は既に解散していますが、初代総長である廣瀬伸恵さんの現在の活動が関心を集めています。
魔罹啞の歴代総長① 初代総長は廣瀬伸恵さんで現在は会社経営者に
栃木県のレディース暴走族「魔罹啞」を立ち上げた初代総長が廣瀬伸恵さんという方で2025年現在47歳で、建築会社「大伸ワークサポート」を設立し、元受刑者や少年院出身者などを積極的に雇用する社会福祉活動も展開しています。
廣瀬伸恵さんは18歳で「魔罹啞」を立ち上げましたが、暴行や覚醒剤がらみで逮捕され服役した経歴を持ちます。廣瀬伸恵さんの若い頃の生い立ちや経歴については後述します。
魔罹啞の歴代総長② 2代目総長は奈々さん
栃木県のレディース暴走族「魔罹啞」の2代目の総長は奈々さんという、2024年11月時点で43歳の方です。
「魔罹啞」２代目総長だった奈々さん（４３）は、広瀬さんをこう評する。「お姉ちゃんは、自分が一番じゃないと昔から駄目な人。人の下につくのが嫌」。
引用：レディース暴走族のトップで覚醒剤の売人だった女性は、改心し「みんなの母親」目指す（上） 何度裏切られても、刑務所や少年院を出た社員を雇い続け…
魔罹啞の2代目総長の奈々さんに関する詳しい情報は公開されていません。
魔罹啞のその後の歴代総長については不明ですが、初代総長の廣瀬伸恵さんがYouTube「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」に出演された際に17代続いたと発言しているため、その後に15人の歴代総長がいると思われます。
また、廣瀬伸恵さんの発言によるとレディース暴走族「魔罹啞」は廣瀬伸恵さんが総長を辞めてから16年〜17年も続いたという事なので、1996年から2010年代前半まで存続していたようです。
魔罹啞の初代総長・廣瀬伸恵の経歴① 中学で両親が離婚
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栃木県のレディース暴走族「魔罹啞」の初代総長の廣瀬伸恵さんは自身の生い立ちや経歴を公開しています。
廣瀬伸恵さんは1978年に栃木県に生まれています。裕福な家庭だったようですが、両親は喧嘩ばかりしており中学生の時に離婚したという事です。
広瀬さんは１９７８年、栃木市に生まれた。両親はけんかばかり。父は仕事、母は外出ばかりしていたと振り返る。 「お金はあったけど、心は貧しかった。家族でご飯を食べるって言うのが、まずなかった。普通の家庭環境がうらやましかった。愛がないっていうか。夜は独りぼっちが多かった」 中学生の時に両親が離婚。
引用：レディース暴走族のトップで覚醒剤の売人だった女性は、改心し「みんなの母親」目指す（上） 何度裏切られても、刑務所や少年院を出た社員を雇い続け…
その後、廣瀬伸恵さんは母子家庭で育っていますが、寂しさから非行に走り、不良仲間とつるんでヤクザとも関わるようになっています。
廣瀬伸恵さんには姉が1人いましたが、姉の方は同じ環境でも道を逸れず勉強を頑張り大学を卒業し真面目に働かれているという事です。
寂しさを紛らわすように、夜な夜な遊びに出かけ、悪友と付き合い始めた。そこからの転落は早い。たばこ、シンナー、やくざとの交際…。家は悪友のたまり場になり、歯止めが利かなくなっていった。
もちろん、家庭環境を言い訳にはできない。姉は苦しさを勉強へ向け、大学を卒業し、働いている。
引用：レディース暴走族のトップで覚醒剤の売人だった女性は、改心し「みんなの母親」目指す（上） 何度裏切られても、刑務所や少年院を出た社員を雇い続け…
魔罹啞の初代総長・廣瀬伸恵の経歴② 中学で非行少女18歳で魔罹啞旗揚げ
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栃木県のレディース暴走族「魔罹啞」の初代総長の廣瀬伸恵さんは、中学に入学した13歳の頃より自動販売機や公衆電話を破壊して金を盗んだり、18歳と偽って鬼怒川温泉でコンパニオンとして働いたりしています。
さらにこの頃、廣瀬伸恵さんは暴力団組員に監禁もされています。
栃木に生まれた廣瀬は中学二年のころに家出し、鬼怒川温泉のコンパニオン、暴力団員による監禁を経験する。
引用：暴走族初代総長、覚せい剤売人、手錠に腰縄をつけたまま獄中出産…鬼怒川温泉でお酌していた中学生コンパニオンの激しすぎる半生
廣瀬伸恵さんによれば、暴力団組員に拉致されて2ヶ月にわたって監禁され、覚醒剤を打たれて性奴隷のようにされたのだそうです。
「性奴隷として2カ月間、監禁されました」
え、ちょっと待って、いまなんと?
「性奴隷。シャブ（覚せい剤）で玩具（おもちゃ）にされるんです」
廣瀬伸恵さんは何度も監禁場所（マンションの10階より上の部屋）から逃げ出そうとするも、その度に見つかって暴行され覚醒剤を打たれたそうです。
しかし、監禁されてから2ヶ月ほど経過したある日、犯人の暴力団組員が酔っ払って帰宅して眠り込んだ隙をついて逃亡に成功。近くの民家に逃げ込んで電話を借りて父親に連絡した事で窮地を脱しています。
ある晩、逃げた。その日は男が酒に酔って帰宅し、眠り込んでしまったのだ。いましかない。素足でマンションを飛び出し、民家に救いを求めた。叩けば埃（ほこり）の出る身である。電話したのは警察ではなく父だった。正解だったと思う。父はすぐにやってきて、事情を聴いてから相手の男に電話をしてくれた。
このように極度に荒れた中学時代を送った廣瀬伸恵さんは15歳の時に地元の暴走族に加入し、18歳で自身でレディース暴走族「魔罹啞」を結成しています。
地元に悪名が響いていたからか、複数の暴走族から勧誘を受け、１５歳で加入。１８歳でチーム「魔罹啞（マリア）」を旗揚げした。
引用：レディース暴走族のトップで覚醒剤の売人だった女性は、改心し「みんなの母親」目指す（上） 何度裏切られても、刑務所や少年院を出た社員を雇い続け…
魔罹啞の初代総長・廣瀬伸恵の経歴③ 暴行や覚醒剤で逮捕され獄中出産
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18歳の時にレディース暴走族「魔罹啞」を廣瀬伸恵さんは、19歳の時にメンバーに対する暴行で逮捕されています。
「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」での廣瀬伸恵さん本人の発言によると、男遊びをしないなどのルールを守らなかったメンバーを集団で暴行したようです。暴行内容もえげつなく、全裸にして性器に火のついたタバコを突っ込んで塞ぐ、お尻の穴にモップを突っ込むなどの凄惨な暴行だったとの事。
あるメンバーへのシメ会で、１９歳の広瀬さんらは逮捕された。暴行は残虐だった。「１人じゃ何もできないくせに、集団になると強い気持ちになっちゃう。みんなの手前、かっこつけてしまった」 今も被害者に謝罪はできていない。 「本当にひどいことをした。会ったら謝りたいけど、二度と関わらないでと言われた」
引用：レディース暴走族のトップで覚醒剤の売人だった女性は、改心し「みんなの母親」目指す（上） 何度裏切られても、刑務所や少年院を出た社員を雇い続け…
廣瀬伸恵さんはこの暴行で逮捕され、拘置所内で20歳の誕生日を迎えたために少年院に送られる事なく30万円か40万円の罰金刑をうけて釈放されたそうです。
さらに、廣瀬伸恵さんは14歳の頃からシンナーや覚醒剤の密売人をしており、22歳の時に覚醒剤の大量所持（100グラムでその年の逮捕で最大所持量）で逮捕され懲役5年の実刑判決を受けています。
さらにこの服役後、28歳の時に廣瀬伸恵さんは再び覚醒剤で逮捕状が出され、その当時交際していた男（この男も元暴走族総長で薬物中毒者）と共に逃亡し全国指名手配されています。
廣瀬伸恵さんはこの男と半年ほど逃亡生活を続け、その逃亡中にこの男との子供を妊娠しています。その後、廣瀬伸恵さんは逮捕されて懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けて服役し獄中で出産しています。
この時の子供は息子さんだったという事ですが、服役中という事で出産から1分ほどで引き離され子供は乳児院へ、廣瀬伸恵さんは刑務所へと戻されています。
この1人目の子供ですが廣瀬伸恵さんには懐かず生活が不安定だった事もあり自分で育てる事を諦めたという事です。
出所後、廣瀬伸恵さんはこの男との間に2人目の子供を妊娠したのを機に結婚しています。2人目の子供は娘で無事に生まれて、この子供は廣瀬伸恵さんは自分で育てています。
廣瀬伸恵さんは2人目の子供を出産した事で更生を決意し、ホームヘルパーの資格を取得して介護の仕事を始めています。
獄中出産した男の子には懐かれず、生活も不安定で、自分で育てることを諦めた。しかし、２人目を妊娠したことで「この子はシャバで育てたい」と、今度こそ更生を決意した。
引用：レディース暴走族のトップで覚醒剤の売人だった女性は、改心し「みんなの母親」目指す（上） 何度裏切られても、刑務所や少年院を出た社員を雇い続け…
廣瀬伸恵さんの2人目の子供である娘さんは千鶴さんという名前で、2025年にABEMA「秘密のママ園」で廣瀬伸恵さんが取り上げられた際に14歳である事が明かされています。
彼女の娘・千鶴さん（14歳）の学校生活である問題が。なんと、学校の友達から「ママがちーちゃんと遊ばないでって言うんだよね」と言われ、どうしてかと尋ねると「ちーちゃん家って犯罪者の集団なんでしょ？」と言われてしまったそうだ。さらに「ちーちゃん家ってヤクザの家なの？」と友達に言われたと話す千鶴さん。
引用：“獄中出産”した元レディース総長シンママ、中2娘の友人の言葉にショック「ちーちゃん家って犯罪者の集団なんでしょ？」
その後、廣瀬伸恵さんは結婚した男性と2010年に建築系の会社を創業しています。
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廣瀬伸恵さんは子供のために真面目な仕事で生活を成り立たせたいとの思いで会社を設立したそうです。
その後、「この子のために本気で真面目な仕事で生活を成り立たせたいなって思って無我夢中で頑張って…」と、2010年暴走族総長だった元夫と現在の会社を創業。“ヤンチャな子が入りやすい会社”として1人増え3人増え、現在社員数約50人の大所帯になったそうだ。
ただ、この結婚相手の男性とはその後離婚しているようで「元夫」と紹介されています。
魔罹啞の初代総長・廣瀬伸恵の現在…建築会社を設立し元受刑者を多数雇用
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栃木県のレディース暴走族「魔罹啞」の初代総長の廣瀬伸恵さんは2025年の現在も建築会社の経営を続けています。
廣瀬伸恵さんは2010年（平成22年）に大伸興業を設立し2012年（平成24年）に大伸ワークサポートを設立して、2018年に協力雇用主に登録して出所者や少年院に入った経験のある人間を雇用する社会福祉の活動にも取り組んでいるようです。
22年大伸興業設立、24年大伸ワークサポート創業。30年刑務所の出所者を雇い入れる協力雇用主に登録。これまで80人以上の出所者を雇用している。
まとめ
今回は、1996年に結成された栃木県のレディース暴走族「魔罹啞」と、その初代総長の廣瀬伸恵さんの経歴を中心にまとめてみました。
魔罹啞の歴代総長は初代が廣瀬伸恵さんで、2代目が奈々さんという女性であることがわかっています。魔罹啞は17代目まで続いたという事ですが、その後の歴代総長の名前は明らかになっていません。
魔罹啞の初代総長である廣瀬伸恵さんの生い立ちや経歴が極悪である事も話題で、中学生の頃に非行少女になり覚醒剤の使用や窃盗行為、暴行、シンナーや覚醒剤の密売など凶悪な犯罪を繰り返し、19歳で暴行で1度目の逮捕、22歳の時に覚醒剤所持で2度目の逮捕をされ、2度目の逮捕の際には懲役5年の実刑判決を受けています。
さらに、出所後すぐに再び覚醒剤で逮捕状が出るも、交際相手と半年にわたって逃亡し、その際に子供を妊娠します。その後、逮捕されて1年6ヶ月の実刑判決を受けて服役中に獄中出産をしています。
廣瀬伸恵さんはこの出所後に2人目の子供を妊娠したのを機に、交際相手と結婚して2人目の子供を出産し、この時に更生を決意して建築会社を設立。現在もこの建築会社を経営し、元服役囚や少年院経験者を大勢雇い入れる社会福祉活動にも取り組まれています。
