納豆ご飯専門店「令和納豆」の創業者・宮下裕任さんがクラウドファンディングの返礼をめぐって炎上しました。
この記事では宮下裕任さんの炎上騒動の経緯、令和納豆創業までの経歴、出身高校や出身大学、国籍が韓国の噂や現在などについてまとめました。
この記事の目次
宮下裕任(令和納豆創業者)のプロフィール
宮下裕任のプロフィール
生年月日:1984年12月16日
出身地 :茨城県水戸市
身長 :推定165cm
宮下裕任(みやしたひろただ)さんは、納豆ご飯専門店「納豆 スタンド令和納豆」の創業者で、SNSで納豆のトッピングについて真面目に議論する「納豆男子」を配信した事でも反響を呼んだ人物です。
実はこの宮下裕任さんがネットで炎上騒動を起こして話題になっています。今回はこの宮下裕任さんについてまとめていきます。
宮下裕任(令和納豆創業者)が納豆ご飯一生無料パスポート没収で炎上
宮下裕任さんは、「令和納豆」や「納豆男子」を運営する経営者、実業家としてというよりは、ネット上で炎上騒動を引き起こして話題になっている人物です。
まずは宮下裕任さんの炎上騒動について時系列順に詳しく見ていきます。
クラウドファンディングで「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」を販売
宮下裕任さんは、納豆ご飯専門店「令和納豆」を企画するにあたり、クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)」を利用して開店資金の支援を募り、2019年4月から6月にかけて1200万円を超える資金を集めましたが、そのクラウドファンディングでの1万円支援者に対してのリターン(返礼)が「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」でした。
当該のクラウドファンディングのページによれば、この「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」は、「令和納豆」で提供される定価600円の「梅コース」を、同店開店日であれば1日1回まで一生涯無料で食べられるパスポートだという事です。
単純計算で17回「梅コース」を無料で食べれば、支援金1万円の元が取れてしまうという事でこのリターンは人気となり、最初は100人限定の支援プランだったものが瞬く間に完売。令和納豆側は、同プランの追加を要望する多数の声に応えて急遽1000名分を追加、これもすぐに売り切れて合計で1199人もの人がこの1万円プランに支援したのでした。
Googleの口コミに「一方的に無料パスを没収された」との内容が書き込まれ炎上
クラウドファンディングも成功し、2019年7月10日(納豆の日)に宮下裕任さんは「納豆スタンド令和納豆」を立ち上げました。
オープン初日は店舗に3000人もの客が訪れるなど反響を呼び、「令和納豆」は幸先の良いスタートを切りましたが、2020年5月22日に「令和納豆」へのGoogleの口コミで「一方的に無料パスポートを没収された」という内容が書き込まれ、これが炎上騒動の発端となります。
この方の書き込みによれば、「ある日唐突に『本日からパスポートは使用できない』と、一方的にパスポートを店員に取り上げられた」のだそうです。
その理由については、この方の書き込みによれば、「毎回無料の納豆定食しか頼んでいない」、「メールでのアンケート回答が不誠実」だったという事を理由に、規約にある「当店と会員との信頼関係が損なわれたと認めた場合」に該当するためとの説明を受けたという事でしたが、当初のクラウドファンディングサイトでの説明では、そのような規約内容は明記されていませんでした。
この方は取り上げられた日がちょうど16回目の無料パスポート利用だったという事で、店側としては赤字に転換する17回目を前に「信頼関係が損なわれた」という曖昧な理由をつけて取り上げたのではないか?とする疑いの声が浮上し、「こんな詐欺のような行為が許されるのか」といった声が多数上がり炎上騒動へと発展したのでした。
これが騒動になった事で、自分も「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」を同様の「信頼関係が損なわれた」と訴える人がネット上で複数人現れ、炎上はさらに大きくなりました。
令和納豆が宮下裕任社長名義で声明を発表
この炎上騒動を受けて、令和納豆側は宮下裕任社長の名義で声明を発表しています。
それによれば、問題になっている「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」の規約については、支援者が店舗で初回利用する時に対面で説明し、支援者が合意した上でサービスの有効化を行なっているという事でした。
Googleに問題の口コミをした人に対しても同様に規約の説明を行なっており、その上で規約に違反したためにパスポートの権利を失効する処置を決定したと説明されていました。
また、具体的にどのような規範に違反する行為をしたのかについては下のように書かれていました。
「ご来店の度に従業員の配席案内に従っていただけなかったり、ご注文の順番をお守りいただけなかったり、アンケートへの不誠実な対応をされたり、信義誠実の原則上の注意事項に違反する行為が多くございました。その都度お声がけをさせていただいたものの、残念ながらご理解を得ることができませんでした」
しかし、ウェブメディア「JCASTニュース」がこのGoogleに口コミを書いた方に取材したところ、令和納豆側からの説明にあったような行為はしていないという回答が得られたという事で、双方の意見が真っ向から食い違っています。
声明に例示されていた失効の原因となる行為は「していません」とAさん。「店員を罵ったこともありません。私が入店中にトラブルを起こして他の客が退店したこともありません。看板破損ももちろんしていません。割り込みについてはそもそも入店時や会計時に列があるのを見たことがありません。私は普通に無料パスを提示して食事をしていただけです」
その後、6月21日に令和納豆側は一転して一連の騒動を謝罪し、無料パスポートが剥奪された利用者に対しては支援金1万円全額を返金するとの発表が出されています。
宮下裕任(令和納豆創業者)の経歴
令和納豆炎上騒動で話題の宮下裕任さんの経歴についても見ていきます。
宮下裕任さんは茨城大学大学院理工学研究科博士前期課程を修了後に、NTTアドバンステクノロジに入社しています。本人によれば、技術職での採用でしたが本人は営業を希望し同期の中ではダントツの営業成績を残したとの事。
2014年の秋頃に友人と行ったベトナムで結核に感染し、6カ月間結核で入院後、2015年1月に有志で集まった仲間と共に納豆の魅力をSNSなどを通じて発信する「納豆男子」を開設。
ちょうどその頃に、日本貿易振興機構と在日タンザニア大使館がアフリカ・タンザニアの国際商業祭「サバサバ」への日本企業の出展を募っているのを見つけ「納豆男子」としてこれに参加しています。タンザニアの大統領にも納豆を試食してもらったそうです。
「納豆男子」での活動を開始して半年後の2015年6月30日にNTTアドバンステクノロジを退社し、2016年4月にKDDI香港(KDDI HONG KONG LIMITED)に転職し、日系と中華系の金融機関のソリューション営業を担当。その後、香港にて「納豆(香港)有限公司(NATTO CO., Ltd)」なる会社を設立し、香港を拠点に納豆の輸出入ビジネスを展開しています。
2018年に帰国後、同年7月に「株式会社納豆」を設立しています。
2018年6月にはクラウドファンディングを利用して資金を募り、世界各国のコーヒー豆の定期購入配送サービスを提供するサイト「PANGEA」を立ち上げています。
その後、2019年に今回の炎上を起こすきっかけとなったクラウドファンディングを行い、同年7月10日に「納豆スタンド”令和納豆”」をオープンさせました。
2019年8月末日には、アメリカの納豆製造販売会社「MegumiNATTO, Inc.」を買収した事も発表しています。
宮下裕任(令和納豆創業者)の出身高校は岩瀬日本大学高等学校
宮下裕任さんの出身高校は茨城県桜川市の私立高校「岩瀬日本大学高等学校」です。2000年4月に入学し、2003年3月に卒業されています。
岩瀬日本大学高校の校内誌である「岩日通信」に卒業生として宮下裕任さんが紹介されているので間違いありません。
岩瀬日本大学高校の最新の偏差値は「50〜60」となっています。
なお、宮下裕任さんの出身中学は水戸市立赤塚中学校です。
宮下裕任(令和納豆創業者)の出身大学は茨城大学工学部システム工学科
宮下裕任さんは岩瀬日本大学高校を卒業後、2003年4月に国立大学の「茨城大学工学部システム工学科」(当時)へと進学されています。茨城大学工学部の現在の最新の偏差値は「42.5〜47.5」ほどとなっています。
宮下裕任さん本人によると、この大学を選んだ理由はTVゲームの3D映像の勉強ができるかなと思ったのがきっかけだったとの事。
大学では、主にコンデンサーや回路を学び、研究室ではプログラミングなどを研究されたそうです。
その後は同大学大学院へと進み理工学研究科博士前期課程を修了されています。
宮下裕任(令和納豆創業者)の国籍は韓国との噂も浮上しているがデマ濃厚
「令和納豆」開店資金のためのクラウドファンディングの返礼「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」を巡る炎上騒動によって批判が集まっている宮下裕任さんですが、一部のネットの保守系住人からは「こうした詐欺のような手口を使うのは宮下裕任さんの国籍が韓国だからでは?」といった噂も浮上しているようです。
令和納豆
— 日本の建国者🇯🇵 (@q4sUTiijmGF7FLQ) April 6, 2021
彼らが、朝鮮半島 から来た 侵略者 子孫である (大和民族 ではない) ことは、商品の一覧 を観た瞬間に識別可能。
他にも 「太刀魚」 が好きな民族 …… で分かる。 pic.twitter.com/mgT9QoNKXx
宮下裕任さんの国籍が「韓国」である証拠などは一切示されておらず、信憑性の低い噂となっており、デマであると考えられます。
宮下裕任(令和納豆創業者)の現在
宮下裕任さんは炎上騒動の後、「令和納豆」を活動休止としました。
2021年4月にYouTubeで発表した「令和納豆の閉店と全額返金について」というタイトルの動画に宮下裕任さん本人が出演し、令和納豆について「(2021年)6月末をもって閉店する事を検討しております」と発表。
また、「クラウドファンディングご支援いただいたパスポートの代金は私個人から全額返金したい」とも発表されています。
https://www.youtube.com/watch?v=Yo1jvGHd_VM
その後、令和納豆は2021年7月11日から活動休止となっています。
https://www.youtube.com/watch?v=dsNuo4J6L7k
まとめ
今回は納豆ご飯専門店「令和納豆」の創業者で、同店開店のためのクラウドファンディングの返礼「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」を一部の支援者から没収したとして炎上騒動を起こしている宮下裕任さんについてまとめてみました。
宮下裕任さんは、岩瀬日本大学高校を卒業後、宮城大学工学部へと進学。卒業後はNTTアドバンステクノロジを経て、KDDIの香港法人で働いた経歴を持ち、「株式会社納豆」を設立して独立。2019年にクラウドファンディングを駆使して資金を集め、納豆ご飯専門店「令和納豆」をオープンさせ話題になりました。
しかし、そのクラウドファンディングの1万円支援の返礼だった「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」を一部の支援者から規約違反を理由に没収した事が明らかになり炎上騒動に発展しています。宮下裕任さん本人への誹謗中傷もあり、一部の保守系ネット民からは「国籍は韓国」といった噂まで流布されているようです。
宮下裕任さんは「令和納豆」の運営について、2021年7月11日から活動休止としている状態です。